太宰治に成り変わったんだが part２《文スト》

中也とイチャコラ ページ14

『ちょ！中也！重いって！』


｢ぅう…………だぁざぁい………｣


ソファの上、早くも酒に酔ってしまった中也が私に凭れてくる。


しかも、胸に顔を埋めて、だ。


いくらポートマフィア時代に其れなりにしていたとはいえ、流石に恥ずかしい。


｢太宰…………こっち向け。｣


『はぁ？ちょ、中也はさぁ………ﾝ……！？』


指図してきた中也に文句をぶつけようと口を開いたが、中也は別の手段で塞いできた。


思わず力が抜けてしまうと、中也は酔っているとは思えない力で、押し倒される。


すると、唇は離されて、中也はほんのりと赤くなった顔をニヤリと歪める。


｢手前も女だなぁ…………幾ら頭が良くても、そんなんじゃ銀にも勝てねェよ？｣


『いったい、何がしたいのさ…………！』


｢別に？好きな奴に、好きなような事をしてェだけだよ。｣


そうやって笑う中也に、思わず頬を染めてしまう私は悪くない。


惚れた弱味と云う奴だから。


『………もう、好きにすれば？』


そう云ってやれば、中也は待ってましたと云わんばかりに笑う。


ループタイが外され、釦がとられていく。


はだけさせられたシャツ。


寒いはずなのに体が熱く火照っているのは何故だろうか。


私は、ただ中也に身を委ねた。

もうめんどいから中也と再会させちゃおう←→←ネタ提供ありがとうございます

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