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バレンタイン!マリーちゃんのチョコレート!さんっ ページ9

芥樋...ゴホッゴホン。
可愛らしい樋口ちゃんの恋愛模様を後押ししたマリーが次に向かったのは首領執務室。


『リンタロウ、いる?』


コンコンとノックをして入れば、其処には大量の資料とにらめっこする鴎外の姿が。


「おやマリーちゃんかい。すまないねぇ、仕事が多くってなんの。」


『別にそれは構わないよ?それより、はい!
バレンタインのチョコレート!いつもお世話になってる皆に配ってるの!』


「おぉ!ありがとうマリーちゃん!エリスちゃんはくれなくてねぇ....」


義理も貰えないのは辛い...と呟く中年。

マリーはひきつった笑みを浮かべたまま、仕事を押し付けられる前に逃げた←



「ん?あァ、マリーじゃねェか。」


『あ、中也!』

執務室の廊下を歩いていたマリーの前に現れたのは中也。

その手には大量のチョコレートがある。


『...そのチョコレート、どうしたの?』


「あァ、部下の女達から貰ってな。告白もされたんだが断った。クソ、食べきれねェよ。
こんなに貰っても迷惑なんだが。」


マリーは厭そうな顔をする中也を見て、渡そうとしていたチョコを隠した。

迷惑。


そう思われたくない。


『そ、そっか。中也も大変だね!
わ、私仕事あるからもう行くねっ!』


マリーは顔を伏せながら中也の横を通りすぎる。



しかし、中也は通りすぎようとしたマリーの腕を掴んで引き寄せる。


至近距離にある中也の顔に、マリーの顔は真っ赤になった。


「手前、隠すの下手なんだよ。チョコレート、持ってんのばれてる。」


『....!だ、だって、迷惑でしょ?』


マリーは少し涙目になりながら、目を伏せる。

中也はその言葉に驚いたのか目を見開いたあと、クスリと笑った。



「手前が作ったチョコレートが厭なわけねェだろ?美味しく食べさせて貰うぜ?」


『...!ふふっ、ありがとう。』

バレンタイン!マリーちゃんのチョコレート!よんっ→←バレンタイン!マリーちゃんのチョコレート!にっ



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リア - はやく続きが見たいです!更新お願いしますm(__)m (2018年4月1日 13時) (レス) id: bcb8081e65 (このIDを非表示/違反報告)
みろろ♪くろろ♪ - 終わりですかっ?せっかく良いところなのに、、? (2018年1月11日 22時) (レス) id: e149b1ac55 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これで終わりなんですか!? (2017年9月11日 9時) (レス) id: 01a2bf4134 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - おー!ついにセトが出てきましたかー。波乱の予・感☆更新待ってまーす! (2017年4月7日 22時) (レス) id: 6d7d2c965e (このIDを非表示/違反報告)
- 面白い!!続けて下さい!! (2017年4月7日 17時) (レス) id: abc1e7d64e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリス | 作者ホームページ:https://jp.pinterest.com/meru0626/  
作成日時:2017年2月8日 18時

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