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蛇が九匹 ページ14

中也side



任務を終えた俺たちは、マリーと別れて首領へと報告へ向かった。




首領がマリーのドレスを見れなくておいおい泣いてたのは気のせいだ。



「中也、報告書明日までだってさ。今日は徹夜になるかなぁ。」


「まじかよ....」


首領室から後から出てきた太宰の言葉に、思わず顔をしかめる。
 


すると、本部の廊下で何かが倒れているのに気がついた。



「......?マリーッ!!?」



それが、白色の髪の毛をもった大切な少女だと気がつくと二人揃って走りよる。



太宰が抱き上げると、その頬には涙の痕が残っていた。



「....せ.....と.....」



「...?せと......?」



眠っているマリーの口から紡がれた二つの言葉に首をかしげる。



名前、だろうか。



″せと″なんて名前の奴は、いなかったと思うがな。


「...取りあえず救護室へと向かおうか。」


太宰はマリーを抱き上げてあるきだした。


俺も慌ててついていきながら、先程の名前について考える。


救護室へつくと、ベットに静かに横たえた。



「....中也、これ見て。」



「あァ?....なんだこれは。」



太宰に促されるままマリーを見ると、彼女の首に小さなマークがあった。



それは、黒い体に赤色の瞳をしている蛇がとぐろを巻いているような.....、



すくなくとも、こんなマークは無かった筈だ。



するとまた、マリーが何かを呟く。




「...かげろう.....でい....ず....」





″カゲロウデイズ″





チリンッ





マリーの鍵が、小さく揺れた。

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リア - はやく続きが見たいです!更新お願いしますm(__)m (2018年4月1日 13時) (レス) id: bcb8081e65 (このIDを非表示/違反報告)
みろろ♪くろろ♪ - 終わりですかっ?せっかく良いところなのに、、? (2018年1月11日 22時) (レス) id: e149b1ac55 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これで終わりなんですか!? (2017年9月11日 9時) (レス) id: 01a2bf4134 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - おー!ついにセトが出てきましたかー。波乱の予・感☆更新待ってまーす! (2017年4月7日 22時) (レス) id: 6d7d2c965e (このIDを非表示/違反報告)
- 面白い!!続けて下さい!! (2017年4月7日 17時) (レス) id: abc1e7d64e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリス | 作者ホームページ:https://jp.pinterest.com/meru0626/  
作成日時:2017年2月8日 18時

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