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彰「E2、廃墟に現着」
現着すると、外には黄色い車。
「お疲れさまです。殺人事件が起きて以来、不審者の侵入が多くて管理者が鍵をかけていたんですが」
橘《いま近くに、マル被の少女は居ますか？》
彰「いや、いない」
橘《一瞬ですが、荒い呼吸音が聞こえた気が…》
香「いるっすねぇ」
佐「やめろって！」
彰「本当に怖いのは人間だ。廃墟のマル索を始める」
E2、E3は中に入り、上の階、下の階に分かれて捜索。
ガラス扉の部屋に入ると、床には血痕。
橘《班長。排水溝に水が流れてる音が…、その部屋を出て左20m先。美品倉庫です》
階段を下に降り、すぐの部屋に入ると男性がひとりいた。
「あぁ！来るな！来るな！」
透「警察です。落ち着いて」
「…助けてください、、カメラマンの平山は無事ですか？！」
『いま別の警察官も一緒に探しています。落ち着いて』
「あれは人間じゃなかった…噛みつかれて必死で逃げたんです！」
『…本当に噛まれた痕だ』
彰「透、マル害をPBに引き渡して報告。俺とAでカメラマンを探す」
透くんに成瀬さんを任せ、彰にぃと別の部屋を捜索する。
『…彰にぃ』
部屋の隅に新しめの水色の財布が落ちていた。
彰「現場に財布が落ちていた」
『中に学生証があります。持ち主は、湘南西高校の狭山明日香。照会お願いします』
橘《待ってください。狭山明日香さんは亡くなっています。3年前、そこで殺された被害者です》
彰「…」
『遺品って普通家族に返されたんじゃ』
彰「他探すぞ」
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作者名：くうふく | 作成日時：2021年10月1日 21時
