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▶透
石「…」
兄貴を撃たなかった。
撃てるわけがなかった…。
兄貴に銃を向けた時、最初に浮かんだのはAだった。
Aは、兄貴を慕ってる。
ここで俺が兄貴をやれば、確実にAはまた傷つく。
石「…」
誰もいない建物の屋上で、酒を煽るが全く酔えない。
─ 樋「自分の心の声を裏切るな」
石「…」
ｶﾝｯ
瓶を投げた時、携帯が震えた。
石「…」
雫《本郷雫です》
石「…」
終わらせよう。
そう思い、兄貴にメールをして指定された場所に向かった。
▶彰吾
透が出ていったあと、署に向かった。
樋「…」
橘「班長、やつの殺しの証拠を掴めるかもしれません」
樋「！」
橘「本郷雫の母親の妹さんから話が聞けました。」
本郷の母親は自_殺。
そして、母親が自_殺する前の日…
本郷雫という怪物を作り上げたのがその日に起きた事件が関係していると思われた。
本郷会長の主張の翌日、親子で別荘に行ったその日、妻の千尋さんは近くを通ったパトカーに「夫が人を殺した」と助けを求めた。
だが、本郷会長は薬の副作用だと、しかしその翌日に磯丸建設の社長が水死体で発見。
その事件は事故死として処理されたが、真実は本郷会長が殺した。
その現場を本郷雫が目撃。
橘「本郷雫という怪物はその時に生まれた」
樋「…別荘の場所は」
橘「神奈川県の中郡大磯町」
樋「…」
その時、携帯がなった。透からだった。
樋「…借りを返すとメールがきた」
橘「まさか、本郷雫に会いに」
樋「透の携帯の位置情報を調べてくれ！それからAのも」
橘「え…？」
樋「さっきから連絡がつかない。嫌な予感がする」
樋「わかりました」
▶透
本郷に指定されたみなと第一工業に向かった。
雫「…」
石「もう言いなりにはならない。どうせ兄貴も殺すつもりなんだろう！お前らの犬だったこと、自首してやる」
雫「…証拠品は？返して貰えますか」
石「…」
拳銃を取り出し、本郷に向けた。
石「これで終わりにする」
雫「…早く、早く撃たないと」
そう言いながら近づいてき、頭に銃口を押し付ける。
戸惑っていると、拳銃を取られ殴られた。
雫「人を殺すのになぜ躊躇うんです？その躊躇いが人をダメにする！」
石「あっ！うく…っ」
何度か蹴られ、体が動かなくなった時、
スボンのポケットからUSBを取り出し廃棄場に投げ捨てた。
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くうふく(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます！�兇發爾劼�楽しみください！ (2021年9月30日 22時) (
レス) id: 550f2fa7dd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした！とっても面白かったです！ (2021年9月30日 21時) (レス) @page17 id: 8e0525086d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうふく | 作成日時：2021年9月29日 12時
