19.昔に戻りたいな。 ページ25
tn視点
すやすやと眠るAは可愛らしい顔をしていた。
zm「なぁ、トントン。Aってこんなに綺麗な顔してるんやな。目を合わせて喋ることがずっとなかったからこんなになってるとは思わんかったよ。」
tn「せやな。」
Aはある日を境に俺らを避けた。
zm「なんで…なんで、Aだけ、こんなに苦しむんやろな。俺らが頼りないんか…親なんか嫌いやないけど、Aと比べるとことか、厳しすぎるとこはきらいや。」
tn「…もっと、女の子らしく生きたかったやろな。今のしのみたいに。髪を伸ばして女子らしく。」
俺らがこいつに、してやれることはなかったんやろか。
zm「Aと、昔みたいに喋りたい…」
そういうと、ゾムはAの太ももの上にうつ伏せた。
昔は楽しかった。
一緒に遊んで、一緒に笑って…
しばらくすると、ｽｩｰｽｩｰと規則正しい寝息がゾムからも聞こえてきた。
ゾムも昔と変わった。
俺にそこまで頼らなくなった。
昔は今より甘えん坊でかまってちゃんで、ものすごく頼ってきた。
そんな弟が可愛かった。
だから、少し寂しく思う。
もちろん、今も可愛いとこはある。
俺も変わった。
グルッペンにも言われたし、俺も自分で思う。
笑うことが少なくなった。
きっと、昔より楽しくなくなったから。
「…なぁ、A。お前は昔にみたいに戻りたい…？」
そう話しかけた。
『んっ…』
すると、Aは起きてしまった。
『…トン、ト、ン？』
なお、まだ、Aは寝ぼけてるようだった。
『私…や、っぱり、性格変えないと…いけないのかな。いつになった…らお、母さんとお父、さんは…優しくしてくれるかな…』
私…か。
これが、Aの本音なのか。
tn「Aおはよう。」
すると、Aは、驚いたように
『は、トントン！？』
といった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
A視点
tn「__A。____むか____もどりた_」
なにか声がして目覚めた。
頭の痛さはひいており、心地よかった。
そして、目の前には、トントンがいた。
いや、トントンがいるわけがない。幻覚だ。
いっそのこと幻覚に相談してみるか。
答えなんて返ってくるはずないのに…
そして、俺は幻覚に本音をいった。寝ぼけたせいか一人称が私になってしまった。
すると、
tn「Aおはよう。」
そう返事が返ってきた。
…は、本物！？
『と、トントン！？』
そして、ムクッと俺の足もとらへんから起きあがった。
『ゾ、ゾム！？』
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ぬぬか - 完結‼︎感動しました！(￣∀￣)この作品神 (2023年1月29日 12時) (
レス) id: 6a6324a65b (このIDを非表示/違反報告)
白猫(プロフ) - 自分も体育祭とテスト期間重なるんです一緒に頑張りましょう 更新頑張ってください！ (2022年5月14日 21時) (レス) @page21 id: 1bc5e28aef (このIDを非表示/違反報告)
悩み相談所極夜(プロフ) - this novel is a divine work. (2022年5月13日 8時) (レス) @page22 id: 9f75da2528 (このIDを非表示/違反報告)
夕焼けの家路 - うわぁ…好き。更新頑張ってください‼︎ (2022年4月8日 22時) (レス) @page10 id: 30ee96ed2c (このIDを非表示/違反報告)
腐ったみかん(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってくださいね！楽しみにしてます！ (2022年3月2日 16時) (レス) @page2 id: 863d61b755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2022年2月27日 23時
