【HUNTER×HUNTER】雷神少女4 (ページ3)

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150戦ページ3

クーナ
「さて…ここからはしばらく歩きますが、大丈夫ですか？」

アイディ
「うん、大丈夫だよ。歩いてどこまで行くの？」

クーナ
「この近くの空港ではルクソ地方付近へは行かないので、少し遠くの空港まで歩きます。資金に余裕はありますので、所々で宿を取って1泊します」

ルクソ地方に行くまでの簡単な説明を聞き、三人は最初の目的地である空港へと足を進めた

マチ
「今更言うのもあれだけど…あたしついて行ってよかったの？」

クーナ
「何を今更」

マチ
「ほら…そもそもの原因はあたしらだし、今更足を踏み入れていい場所じゃないと思うんだけど」

マチの言葉にクーナは呆れてため息をつく。するとクーナはアイディの肩を持つ

クーナ
「村の最高責任者であるアイディが良いって言ってんだから、良いの！ね！」

アイディ
「私はもう旅団が悪いとは思ってないよ、悪いのはそれを依頼した方なんだから…ね？」

思わず素に戻るクーナに言い負かされ、アイディにも許されたマチは何も言い返せなかった

マチ
「その言葉…団長達にも言ってやんな。きっと喜ぶよ」

クーナ
「こほん…さて、話も終わりたしたし早く先へ進みましょう。残りひと月でやることは沢山ありますから」

＊

それから数日_______

三人は歩き空港までたどり着き、ルクソ地方付近へ向う飛行船に乗った

そこでアイディはふと気づいたことがあった

アイディ
「そういえば…ファムファタルはどうなったの？」

クーナ
「あぁ…あれに関しては________」

マチ
「アタシが持ってるよ」

アイディ
「え！？大丈夫なの、それ？」

アタッシュケースに入ったままだったファムファタルはどうなったのかクーナに問いかけると、その持ち主は予想外なことにマチの手元にあるのだった

クーナ
「確かにファムファタルは使い手が数える程しかおらず、最後に使っていた人物さえもはるか昔…色々例外なところもあって最初は解析部に渡そうと思いましたが、マチが持たせてほしいと」

マチ
「使うことなんてないかもしれないけどさ、まぁ護身用だと思ってしばらく持たせてよ。何かあったらすぐ返すさ」

アイディ
「…約束だよ、絶対だよ？」

マチ
「分かったよ」

アイディは不貞腐れながらも渋々了承し、マチと指切りした。アイディなりに心配してくれたんだと思い笑みを浮かべるクーナとマチだった