私の気持ち (ページ25)

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条件 side黒咲ページ25

ア【100本勝負終了結果100対99、二宮勝利】

この放送を聞いて私は二宮さんに負けた
手を抜いたわけでも無い、本気で挑んだ
けど、あの時もしまた勝ったらまた私は悪役なんて言われるだろう
でもその時はボーダーを辞めるって決心していた
けど、二宮さんに負けたからボーダーを辞めれないや
もう一度二宮さんを目標に練習しなくちゃ
ブースに出て自分の点数と二宮さんの点数を見ている時いつもなら罵倒する彼等もこの1面は誰も何も言ってこなかった
二宮さんがこちらに向かってくるのが見えた
前回はお礼や何もなしで居なくなってしまったから、今回こそは

「負けちゃいましたね
また、頑張って二宮さんに追いつかないとですね」

なんて、お礼はいえなかったな
お礼したら手加減したみたいな勘違いされるからそれはやめた方がいいのかな

二「俺が射手1位に戻ったんだ
黒咲は悪役でも何でもない、ただの好敵手だ」

憧れだった二宮さんに好敵手として認めて貰えた
憧れだった二宮さんにそう言って貰えて良かった
私は喜びに浸っていると二宮さんに腕を掴まれた
屋上へとやや強引に連れてこられた

「二宮さん？
屋上に何かあるんですか？」

そういうと急にう手を離してきた
二宮さんは私と向かい合うように向いた
ずっと目を逸らしてきたからか真正面で見るとますます見惚れてしまう
憧れでもあり想い人でもあったから

二「模擬戦で条件を出したな」

そうだ、条件として二宮さんの元へ来いって
けど、それは二宮隊に入れってことなのかな？
でも私はA級で二宮さんはB級だ
とてもじゃないけど私がB級に降格しなくてはならない

二「俺の元に来いと言ったが俺は黒咲が好きだ」

一瞬、耳を疑った
あの二宮さんから告白なんてないのだろうとずっと思っていた
二宮さんは加古さんか鳩原ちゃんだと思っていたからずっと片想いだと思っていた

二「俺は今まで射手の王として君臨していたがお前と勝負して負けた時、もう一度上に返り咲いてやるのと同時にまたお前と闘っていたいとな」

それに、と私の手を掴んで

二「あの時お前がラウンジに来ない日が続いた時は来るのを待ち続けていた
何日でも待ち続けて来た
太刀川や加古、堤に来馬、ひいては東さんや出水よりもお前に会いたかった
努力したお前の闘い方を俺は観たかったから」

字数が足りないので続きます