7日目 ページ9
土方side
山崎が掴んだ情報で紫煙Aの事が出てきたどうやら万事屋の銀髪と居るらしい
話を聞いているうちにある疑問が生じた
じゃああの餓鬼が?
しかし彼奴は餓鬼であったはずだ
もし会えるのなら今すぐに会いに行きてぇ
そういや今日は俺が見廻りをする日だ
「ちょっくら、Aを迎えに行くついでに」
その女を探しに行ってみるか
―――見廻り―――
見張りをするが紫煙Aを見つけられなかった
只時刻が約束の時間に近づく一方だった
「クソッ」
イライラが収まらねぇ俺はただただ町の中を歩き続けた
すると
?
「(ドンッ)あぁ、すみません大丈夫ですか?」
曲がり角で人とぶつかりその相手から心配の声がした
大丈夫だと声をかけ起き上がろうとしたときだった
?
「怪我はありませんでしたか?」
微笑むそいつは今探していた紫煙Aだった
偶然過ぎて頭でもやったのかと思ったが今目の前にそいつが居るのなら今彼奴は?
考え込んでいると目の前に人の手が見えた
その手を追っていくとAだった
A
「立てますか?」
何時までも座っていたのか中々立ち上がらなかった俺を見てAは手を差し出したのだろう
「あ、あぁすまねぇな、ありがとう」
探していた相手に何してんだと思ったがそれほどこの女に何か思うことがあった
A
「いえいえ、それではまた」
と言って俺の横を通りすぎていった
俺はそいつを追いかけようとしたがいつの間にか居なくなっていた
またかと思い彼奴を思い出す
真っ直ぐ見るあの瞳
人に媚びない声
雪のように真っ白な肌
とても攘夷戦争で戦うような女には見えなかった
「いけねぇ、Aを迎えに行かねぇと」
もうすぐ7時になる頃に俺は少し早足で万事屋に行った
A
「土方さん、ちょっと遅刻です
銀ちゃんに襲われかけそうだったよ」
銀時
「おいぃぃぃぃ、こんな餓鬼襲うわけ無いだろうぅぅぅぅ」
万事屋と楽しく遊んだと言って俺とAはあとにした
あの時あったAとは随分と変わるがきっと気のせいなのかもしれない
そう願えることを
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作者名:ミクリン | 作成日時:2019年3月4日 13時