一緒に居られなくてごめんねお兄ちゃん (ページ3)

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彼女の気持ちページ3

ここからは彼女が思っている所です

Aside

皆さん、初めまして
Aと言います、この話の一応ヒロインという感じです
私は美守家という呪術家系に拉致られました
彼ら曰く御三家を見返す為だとかで
何故、私を拉致ったかなんて検討は付く
私が持つ呪法が珍しいからでしょ？
こんなのあったって意味ないし帰らせて欲しい
でも帰り方わかんないし兄上ももう覚えてないかもしれないし
なんで、こんな呪法なんか受け継がれたんだろう

美「さぁ、鍛錬の時間です
さっさと支度しろ」

こうやって私が逆らえないことわかってるから強気で告げてくる
前に私が彼に勝ったらご飯抜きがあった
またある時は昆虫を投げつけられたことも
しょうもないことしてくる奴らに呆れてしまった
最近は勝たない程度で微調整している
なんともめんどくさい
今日も鍛錬の時間と言った私に対しての暴言や皮肉を浴びせたいだけでしょ？
もう慣れたよ

鍛錬の時間が終わったあと部屋に戻った
唯一の楽しみが部屋に1人でいられること
これがとても裕福である

ここ何日か、美守家の連中が騒がしい
そっと話し声を聞くと呪いの王両面宿儺を倒す方法を考えているだとか
両面宿儺、私の兄上
たった1人の家族
私と兄上は強制的に離ればなれにされてしまった
私は覚えているけど兄上はもう覚えてないかも
何年も離れていたら覚えているわけないよね

美「両面宿儺を倒す為にも暗黒呪法の強化を強めなければならん」

結局自分達でやるんじゃないんだ
私に押し付けて仮に倒せたとしても自分達の手柄にするつもりでしょ？
仮に兄上を倒せたなら私がお前らを消してあげるから
その後に私も兄上の元に向かおう
とりあえず今はまだその時じゃないから