私はあなたの大ファンで。 (ページ4)

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撮影ページ4

ﾏﾈ「おはよう、A！」

『おはようございます、芳田さん！』

朝、迎えに来てくれたマネージャーの芳田さんと仕事へ向かった。

ﾏﾈ「今日の現場窪田さんいるけど大丈夫？佐々木さんはいるけど‥」

『はい‥。希ちゃんがいてくれるだけ平気です』

芳田さんは私の人見知りをいつも心配してくれる。

楽屋に到着し、少し準備をして、挨拶へ向かう。

ｺﾝｺﾝｺﾝ

『失礼します。』

最初に向かったのは唐沢さんの楽屋。

『唐沢さん、今日はよろしくお願いします。』

唐「こっちこそよろしくな。また一緒で嬉しいけど、大丈夫か？(笑)」

『無理だって言ってたのにこの前のひどいですよ！全然大丈夫じゃないです！』

唐「悪かったって(笑)」

それから、しばらく話をして楽屋を後にした。

窪田さんの楽屋の前まで来たけど、なかなか入れずにいた。

ただでさえ、挨拶にまわるのが苦手なのに‥

気合いを入れて、やっとノックをしたけど反応がない。

‥あれ？

窪「あれ、Aさん？おはようございます」

後ろから声を掛けられた。

ビックリしたのを隠しつつ、振り向いて挨拶をする。

『おはようございます、窪田さん。今日はよろしくお願いします』

窪「いえいえ、こちらこそ‥」

なんとか挨拶して希ちゃんの楽屋へ挨拶にまわった。

ｺﾝｺﾝｺﾝ

希「はい、どうぞ～」

『希ちゃん！』

希「Aちゃん！」

『今日はよろしくね』

希「こちらこそ！」

『初めてだから挨拶にまわってたんだけど、緊張した‥』

希「お疲れ様(笑)頑張ろうね！」

少し話をして、他の皆さんにも挨拶をして、楽屋に戻った。

『疲れた‥』

ﾏﾈ「お疲れ様(笑)」

『今からは役になりきらないと‥』

じゃないと、やっていけない‥

『ちゃんと演技できるかな‥』

ﾏﾈ「いつものAなら平気よ！」

撮影ｷﾞﾘｷﾞﾘまで、自分を落ち着けて現場に向かった。

最初は少し唐沢さんたちの演技を見て、出番を待っていた。

やっぱりすごい‥

シーンの面白い要素に笑ったことで緊張もとけ、なんとか無事撮り終えることができた。

ｽﾀｯﾌ「今日はここまでです！お疲れ様です！」

「お疲れ様でした！」

希「Aちゃん！お疲れ！」

『お疲れー！』

唐「おい、A！」

『はい‥？』

唐「飯行くぞ！」

ご飯‥

唐「じゃあ、後でな」

そう言うと、すぐに楽屋に戻っていった。