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「…私の、判断は……間違っていたのかな」
金「…っ、お前は冷静やった。
あのとき、あの行動が一番の解決策やったんや」
「…さっき夢を見たの」
金「え？」
「二人が私にお礼を言いに来てさ
おかしいよね…ありがとうっていったの、
私の、せいで二人がっ」
金「ほしのせいやない！！！！！」
金造は勢いよ立ち上がり
椅子や机を倒しながらほしを抱き締めた
怪我でボロボロとわかっていても
強めてしまった力に
ほしは少しだけ悲痛な声をだした
しかし金造の力は緩まなかった
金「誰も、悪くない!!!!!ほしのせいやない！！！！！」
「…っ、本当に？」
金「当たり前やろ！でなければ
ありがとうなんていったりせーへん！」
「…っ悔しい、私がもっと強ければ」
金「アホ！お前のお陰で被害は最小限にすんだんや！」
「うぅうぅぅ、死んじゃったの？二人が？もう、あえない、の？」
金「っ、」
涙を流すほしに更に力を込める金造
かける言葉も見つけられず
腕の中で震えてすすり泣くほしの声に
金造の目からも止めどなく涙があふれた
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金「…」
「…」
金「…入らんのか」
「…入る」
京都に来ていたほしと金造
西の葬式はこの神社で行われる
西母「こんにちは。貴女もしかしてほしさん？」
「！」
顔をあげると黒い着物に身を包む女性がそこに立っていた
金「おばさん」
「こんにちは金造くん。わざわざあの子のためにきてくれたん？
きっとよろこんどるよ」
あぁこの人は舞子の母親か
名乗らずともわかった
西母「そんなと所で立っておらんで
最後の顔みてやって」
ほしたちは案内されるまま舞子の、もとにいった
終始無言だった
西母「舞子、お友達来てくれたよ」
「友達、」
西母「あれ？ちゃうの？
手紙には中のいいお友達ってかいてあったんけどな」
「っ、」
舞子は棺桶のなかでとても綺麗な表情をして眠っていた
西母「…どう？とっても綺麗やろ？
まるでただ眠ってるだけみたいや」
「…」
西母「…ほしちゃん私は貴女に感謝してるんや」
「！？」
母親は穏やかな顔で舞子から聞いたほしの話をおしえてくれた
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作者名：月。 | 作成日時：2018年12月7日 17時
