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【87】 ページ38

北山「一人っ子に等しいって?」

「…引き離されたんです。兄と弟と」

北山「引き離されたって…」

「私、両親が亡くなってるんです。今は特別養子縁組で引き取られているんです」

北山「そうだったんだ…」

こんなこと話す人は北山さんが初めて。

信じてもいいかなって

そう思ったから。

北山「つらかったな…」

そういって私を優しく抱きしめてくれた。

とても温かくて自然と涙が零れた。

「ずっと…1人でした…そんな時初めて出来た友だちが捺稀なんです…」

いじめられている私を助けてくれた捺稀。

「辛い時はいつも…捺稀がそばにいてくれました…」

部活で優勝を逃した時

高校の合格発表の時

いつだって捺稀がそばにいてくれた。

「私が東京に行くって言ったら…捺稀も行くって…」

私を心配してついてきてくれた。

北山「捺稀ちゃんはほんとにAちゃんが大好きで大切なんだね」

私が泣き止むまで北山さんは

ずっと抱きしめて頭を撫でてくれた。

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作者名:ちみゅ | 作成日時:2016年3月11日 23時

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