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【86】 ページ37
「すみません手伝ってもらって」
北山「作ってもらう側だし、少しぐらいは手伝わないと」
二人でいただきますと挨拶をして
パスタを食べた。
北山「うっま！」
「よかったです」
すっごく美味しい美味しい言って
食べてくれた北山さん。
その姿を見てとても嬉しくなった。
北山「レシピ見て作ってなかった？」
「はい。ママからもらった大切な宝物なんです」
北山「すっげー美味しかった。お母さん料理上手なんだな」
「昔から料理が得意で、お菓子作りを一緒にしたりしてました」
ママの実家は料亭で
その料亭はママのお兄さんが継いだけど
ママは高校時代実家の料亭でアルバイトをしていて
そのため料理は上手だった。
北山「お母さんと仲いいんだな」
「女は私一人だったので」
北山「他にも兄弟いるの？」
「兄と双子の弟が」
北山「兄弟っていいよな。俺一人っ子だから」
「でも、私も一人っ子に等しいですよ」
北山「え？」
途中で離れ離れになったから
私も一人っ子に等しい。
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作者名：ちみゅ
| 作成日時：2016年3月11日 23時
