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【62】 ページ13
「はーくん…かっこよくなってたな…」
私と目元が少し似てて
いーくんと同じように長身で
5年前にくれた写真より
遥かに大人になってた。
「はーくんに…会ったんだ…」
なんだか夢を見ているみたい。
今まであんなに会いたかった人と
さっきまで会ってたなんて。
「…はぁ…」
バルコニーでぼーっとしていたら
気づいたら外は真っ暗になっていた。
「こんな時間…」
携帯を見たら捺稀から不在着信。
しかも2時間も前に。
どれだけ気づかなかったんだろ。
「あとででいっか」
お腹は空かないからお風呂だけ入って
捺稀に電話をかけた。
内容はやっぱり今日の
音花ちゃんたちのこと。
音花ちゃんから聞いていたみたいで
捺稀『大丈夫？明日学校来る？』
とか聞かれたけど明日ははーくんと
会う約束してるから行かなきゃいけないから
学校には行くと伝えた。
「はぁ…寝よ」
ベッドに横になると
私は深い眠りについた。
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作者名：ちみゅ
| 作成日時：2016年3月11日 23時
