☆Re: -2- ~あの日までのこと~

8.入院 - 北山side ページ8

いつものようにシェアハウスから


メンバーでレッスンに行く。


でも、いつもAはいなくて


そのくせ俺達より遅くレッスン室にくる。


今日もそうだと思ってた。


でも、結局最後までAは来なかった。


先生は多分来ない理由を知ってたのか


Aについては何も言わなかった。


レッスンが終わりシャワーを浴びて


レッスン室で荷物を整理していた。


太輔「あいつ、仕事なめてんのかな」


裕太「無断で休むなら、やめればいいのに」


いつもAには容赦ない言葉が浴びせられていた。


そんな時俺達の前に現れたのは


ジャニーさんだった。


ｼﾞｬﾆｰ「youたち、随分荒れてるね」


渉「ジャニーさん…」


ｼﾞｬﾆｰ「Aは1週間来れなくなった」


健永「来れなくなった？」


もうこの先、来ないと言われるのかと思った。


ｼﾞｬﾆｰ「倒れた」


俊哉「倒れたって…Aがですか？」


ｼﾞｬﾆｰ「あぁ、過労だそうだ。そりゃ倒れるよな、毎日2時間しか寝てないんだから」


高嗣「2時間しか…」


ｼﾞｬﾆｰ「なんでそこまでしてAは頑張ると思う？」


なんで…そう言われると確かにそうだ。


どうしてあんなにいつも笑ってるのか。


俺達に何か言われても


ヘラヘラしてるようにしか見えなくて


いつも藤ヶ谷や二階堂がイライラしてたっけ。

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