☆誰にも言えない私の秘密 (ページ4)

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「君、ミツの知り合い？」

ひろ兄ちゃんが出てってしばらくしてから

周りにメンバーさんがいることに気づいた。

「今気づいたって顔してる(笑)そんなに夢中に何見てたの？」

この2人は確か…

宮田さんと千賀さん。

その後ろで私に視線は送っているが

話しかけてこなかった人は

玉森さんと藤ヶ谷さん。

イヤホンしてたから何も聞こえなかったけど

何か話しかけられたな。

視線を上にあげると

千賀「あ、もしかしてピアノ好きなの？」

「え？」

千賀「YouTube見てたんでしょ？画面がピアノだから」

「ああ…」

宮田「みつの知り合いだよね？さっきみつと一緒に入ってきたの見えたから」

「そうです」

千賀「何か飲む？コーヒーか紅茶しかないけど」

「大丈夫です」

宮田「俺宮田俊哉って言うの。よろしくね！」

千賀「俺は千賀健永！」

「知ってますよ。ひろ兄ちゃんのメンバーさんですから」

藤ヶ谷「…北山とどういう関係？」

「…」

一瞬、言うのを躊躇った。

さっき二階堂さんに言ってた

『親戚の子』

つまり姪っ子だって言っていいものなのか。

そもそも表向きはひろ兄ちゃんには兄弟はいない。

だから姪っ子がいると言ってしまえば

お母さんの存在も世間にバレてしまう。

そして世間には北山宏光の妹は

16歳で子どもを産んだとか言われるんだろうな。

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