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カラコンも買い終えて
歩きながら家まで帰る。
気づけば夕方になっていた。
宏光「寒くなってきたな」
「もう11月かぁ」
宏光「ちょっと待ってろ」
自販機に駆け寄りココアを買ってきてくれた。
宏光「もし何かに迷ったら空を見な」
「空?」
宏光「そう。特に今みたいな時間とか朝早くの澄んだ空とか」
そう言われて空を見上げてみた。
「…ひろ兄ちゃんの言ってること何となくわかったかも」
宏光「だろ?何かに迷ったら空を見上げてみな」
「…うん、そうする」
ひろ兄ちゃんは口にはしないけど
空を見上げたら自分の悩みなんて
ちっぽけに思えちゃう。
きっとひろ兄ちゃんにだって
私の想像つかないほどの苦労や悩みも
たくさんあるんだろうけど
それでもひろ兄ちゃんは
前を向いて今を堂々と生きてる。
「ひろ兄ちゃん」
宏光「んー?」
「ありがとう、部屋から連れ出してくれて」
宏光「別にどってことねぇよ」
なんて言ってるけど
夕陽に染ったひろ兄ちゃんは
耳まで真っ赤だった。
不登校と空 Fin.
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作者名:ちみゅ | 作成日時:2019年10月29日 22時