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私はなにか手伝おうかなと思って

キッチンに行ったけど

横尾さんに断られ

このお家の中を探索することに。

ベッドなんかもあったり

撮影機材が置いてあったり

お風呂なんかも綺麗で

少し広めのバルコニーもあったり。

「うわぁ…きれい…」

バルコニーから覗く海には

大きな満月が浮かび上がっていた。

「…もう、10年…」

最近1人になると思い出してしまう

10年前の"お父さん"のこと。

ひろ兄ちゃんは忘れろってよく言うけど

忘れられるはずがない。

あれだけのことをされて

私がどれだけ苦しんできたかも知らず

自分だけが楽な道へ進んだあの人の事を。

カタッ

藤ヶ谷「誰かいるの?」

「藤ヶ谷さん…」

藤ヶ谷「Aちゃんか」

物音が聞こえて振り向くと

寝起きの藤ヶ谷さんがいた。

藤ヶ谷「なんか下が騒がしいから目が覚めてね」

「玉森さんが来るまでゲームするって二階堂さんと千賀さんが言ってましたよ」

藤ヶ谷「じゃあきっとそれだな」

藤ヶ谷さんは1メートルくらいあけて

私の隣に来た。

夜の風が潮の匂いと

藤ヶ谷さんの香水の匂いを運んできた。

.

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作者名:ちみゅ | 作成日時:2019年10月29日 22時

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