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宮田「はい、いちご」

気づいたら宮田さんが戻ってきてて

玉森さんも着替えてきてた。

北山「まずはいちご食ってメイク直してからだな」

「うるさい」

北山「一緒に飯行くぞ。そのあと送ってやる」

「…ありがとう」

北山「どうってことねぇよ」

千賀「あ、みつ照れてる!」

北山「うるせぇなぁ!」

ひろ兄ちゃんは着替えた服をカバンに入れて

コーヒー買ってくると財布だけ持って出ていった。

耳はやっぱり真っ赤だったけど。

美惟「やっぱりみつさんだね」

萌希「昔から変わらないよ。あの優しさも、笑顔も」

「変わらないから…ここまでこれたんだよ」

変わらないから、私も立ち直れた。

玉森「みつがいちご食べなかったのってその理由か」

横尾「確かにみつだけ差し入れのいちご食べなかったもんね」

藤ヶ谷「Aちゃんがいるって分かったから、初めからあげるつもりだったのかもね」

藤ヶ谷さんがふわっと笑った。

ひろ兄ちゃんが好きだと言っていた

藤ヶ谷さんの笑顔。

その意味が今ちょっとだけわかった気がした。

「…ひろ兄ちゃんがみなさんのこと大好きな理由がちょっとだけ分かるような気がします」

二階堂「あーみつキスマイのことほんと好きだもんね」

「ひろ兄ちゃんは…みなさんのこと、大事な仲間でメンバーで、家族みたいっていつも言ってます。その意味が今ちょっとだけわかった気がします。こうやって…みんなでワイワイしながら過ごすことが、兄弟がいないひろ兄ちゃんにとっては、嬉しいことなんだなって」

ひろ兄ちゃんが笑顔になる理由が

やっとわかった日だった。





カフェオレと笑顔 Fin.

.

鍋と花火→←.



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作者名:ちみゅ | 作成日時:2019年10月29日 22時

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