. ページ39
横尾「世の中、案外狭いもんだよな」
千賀「確かにね」
二階堂「でも会うの10数年ぶりなんでしょ?よく分かったね?」
萌希「だって、ひぃ全然変わらないですもん。昔からそのおかっぱ頭で」
「くっきり二重で肌が白くて」
まるで昔から変わらなかった。
姫奈「2人も全然変わんないよ」
北山「まさかこんなところで再会するとはな」
「私たちが1番びっくりしてる」
でも、思い出させてくれたのは
このレモンの飴のおかげかも。
「ひろ兄ちゃんがくれた飴を舐めてたら、飴舐めながら公園で遊んでたの思いだして、そこからばーって思い出したの」
姫奈「ふふ、レモン事件ね」
藤ヶ谷「レモン事件?」
萌希「4つの飴のうち1つだけめちゃくちゃ酸っぱい飴があるってやつを買って食べたんです」
宮田「誰が当たったの?」
姫奈「それが誰も当たらなくて。結局美惟が天然すぎて分からなかっただけっていう(笑)」
「でも、2回目の飴は全部酸っぱくて、みんなで吐き出したんだよね」
ほんとに1つ1つが蘇る。
美月「そっか、Aの知り合いだったわけね」
姫奈「そうです」
レモン味の飴を舐めながら見たアルバム。
途中までしか写ってないひぃちゃんだけど
写ってる写真全てに
私と萌希と美惟が必ず隣にいた。
本当の友情って、何年経っても色褪せなくて
きっとこの先も、切れることの無い
そんな幼なじみと出会えた最高な日。
飴とアルバム Fin.
.
253人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちみゅ | 作成日時:2019年3月15日 0時