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結城先生は、いつもこうやって
進学する度に私に手紙をくれていた。
「今度電話しよ」
手紙を引き出しに片付け
夜ご飯を作った。
「今日は天気いいし外で食べようかな」
夜景を見ながら夜ご飯。
なんてリッチな←
「綺麗な夜景…」
食べ終わり食器を洗って
お風呂に入った。
「この辺って夏に花火見えたりしないのかな」
明日調べてみようかな。
お隣さんに聞くのもいいけど
なんか話すの気が引けるんだよね。
ばっちり顔も名前も覚えられてるし
何より芸能人と話してるって感じがして。
「でも相手にとっては失礼だよな…」
北山さんだって私と同じ人であって
アイドルだから芸能人だからと
避けられたらどう思うんだろうか。
「…でもご近所付き合いとか北山さんしかいないしな」
北山「呼んだ?」
隣から北山さんが覗き込んできた。
「あ、帰ってたんですね」
北山「まぁね。夜桜まで見て酒ちょっと呑んでさっき帰ってきた」
「あそこの桜、綺麗ですね」
北山「だろ?グループ結成した時から毎年行ってたんだ。でもデビューしてから忙しくて行けなくてさ」
「仲いいんですね」
北山「まぁ家族よりもいる時間長いしな」
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移行します。
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作者名:ちみゅ | 作成日時:2016年2月16日 22時