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第三十一話 リクエスト『神威と江戸観光』 ページ36

Noside


賑わう江戸の街


人混みの中番傘がひとつ揺れる


そこから覗くサーモンピンクの三つ編みの男、神威はいつになくニコニコと笑っている


ただし今に限りその笑顔は殺意では無いと念の為に言っておこう


今神威は純粋にご機嫌だ


なぜなら、Aがいるからだ


読者様からのリクエストを見事勝ち取った神威はAと江戸観光に来ている


勿論高杉はいい気持ちではなかったが、いくら鬼兵隊総督でも読者様には逆らえない、頭が上がらない、頭が低杉くんなのだ




A「……かむい……」


神威「んー?何?」


A「……どうしてずっと私を持ってるの……」




Aの言う通り、神威はAを片手で抱き上げているという状況で


俗に言う『片腕抱っこ』だ




神威「あり?もしかしておんぶの方が良かった?」


A「…お…?んぶ…??…」


神威「そうかそうかー、たが生憎片手が塞がってるんだ。それは無理だね」


A「……??……」









A「……ここは…?……」


神威「『賭場』だよ、ツボの中のサイコロの目を当てるゲームさ」




ダンッ




さァ、はった はった


丁か 半か?



「半!!」

「俺も半!!」

神威「丁」

A「……ちょう……」

「半!!」

「丁!」




「ビンゾロの丁!!」









その後江戸の色々な所を周り二人は団子屋で休憩をした




神威「ん〜やっぱり地球の食べ物は美味しいネ
。ほらAも早く食べなよ?美味しいよ」


A「……わかった……」




Aは小さな口で団子を頬張る


もちゃもちゃと動く口元を神威は頬ずえをついて眺めていた


自分を見つめる神威を不思議に思ったのかAは小さく首を傾げた


神威はAの頭を撫でながら言った




神威「Aは戦うより、こっちの方が似合ってるね

シンスケの気持ち、俺も少し分かったかも」




フッと口元を緩め、目を細める


それはとても優しく、穏やかで


まるで遠い昔の何かを懐かしんでいるようだ




神威「ん。団子は終わりだよ、命令」




五本目に手を出そうとしていたAをそう言って止めた


あの時の二の舞いにならないよう神威は高杉から例の事を言い聞かされていたのだ(28、29話参照)




神威「じゃ、帰ろっか」


A「…うん…」




そしてまたAを抱え船へ帰った




その夜、洗濯当番の武市がAの着物を洗おうとした時ハラリと床に何かが落ちた




武市「おや?これは…」

・→←第三十話 高杉side



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設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , 無感情少女   
作品ジャンル:アニメ
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うさきよ - リクエストで、夢主が18歳くらいになってしまって神威や晋助と関わるのが見てみたいです。 (2023年3月17日 21時) (レス) @page40 id: 55ad19f9cc (このIDを非表示/違反報告)
華姫 - 遠井茜さん» いえいえこちらこそリクエストありがとうございました✨他の方のリクエスト話も先程更新したので良かったら見てください (2022年6月17日 17時) (レス) id: ec0d848674 (このIDを非表示/違反報告)
遠井茜(プロフ) - リクエストに答えて下さりありがとうございます!更新大変でしょうけど頑張ってください! (2022年4月5日 22時) (レス) id: 644f0d831e (このIDを非表示/違反報告)
華姫 - ゆりぽんさん» リクエストありがとうございます!坂本ですね、了解しました (2022年4月5日 10時) (レス) id: 55a49f5308 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりぽん - リクで、坂本との絡みがみたいです! (2022年4月4日 0時) (レス) @page35 id: 1ec2eca413 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華姫 | 作成日時:2021年10月31日 0時

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