肆拾参の刻 ページ4
sideなし
「ダテは警戒心が強いから、結構初対面のヤツに警戒しがちなんだよ。」
そうなんすね、という二人のやりとりにも反応せず、武道の腕に湿布を貼る。
三ツ谷、俺がこやつを警戒する理由はそれだけではない。
こやつは…………怪しいのだ……。
結局稀咲にこれ以上口を聞くことはなく、治療を終えてしまった。
「マイキーよ、悪いが俺は帰って儀式をせねばならんから帰るぞ。」
「そっか、じゃあねダテちゃん。」
それを見ながら、稀咲はAが武道を特別視する理由を考えていた。
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side武道
目が覚めた俺の横には、マイキーくんがいた。
他の人はいなくて、俺の体には既に湿布などが貼られていた。
どうやら、ダテ君が治療をしてくれたらしい。
マイキー君は俺の横に座ると、場地君について話しだした。
そして、東卍はマイキー君、ドラケン君、三ツ谷君、パーちん君、場地君によって出来たということを知った。
『マイキー君。……それじゃあ、ダテ君とはいつ出会ったんすか？』
てっきり俺は東卍の中でも特別偉いダテ君も、創立した時にいるんだと思っていた。
「ダテちゃんは旗揚げした時にはいなかったんだよ。
俺らが旗揚げしてまだ少ししか経ってなかったときに出会ったから、結構古参だけどね」
そうだったのか……。
「タケミっち、頼みがある。
場地を芭流覇羅から連れ戻してくれ」
そんなの、引き受けるに決まってる。
血のハロウィンで場地君を死なせないで、今度こそ東卍の巨大化を防ぐんだ。
『はい。勿論です！』
そう言うと、マイキー君は良かったとでもいいたげに少し笑った。
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sideなし
「やはり貴様は変わらんな、場地よ」
「…………ダテ。
俺は芭流覇羅に行くから敵になるっつった筈だろ。」
Aは一人で場地の元までやって来ていた。
大方、場地の性格から気まぐれで寝返った訳ではないと察しがつく。
「では聞こう。何故敵になった？
貴様は東卍を簡単に捨てて寝返るような性格ではないだろう？」
二人の刺すような視線が交わる。
まるでこれからデスマッチでもするかのような空気が流れる。
「…………一虎が芭流覇羅にいるからだよ。」
「………それは、本当か……！？」
一虎。
その名前を聞いた途端、Aは狼狽えた。
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まぶぴちょこ(プロフ) - 初めて見た系統の作品で、凄く惹き込まれました！続きがめちゃくちゃ気になります！！無理せず更新頑張ってください✨✨ (2022年2月26日 21時) (
レス) @page13 id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
皇 - 続編おめでとうございます!続きが楽しみです(*´ω｀*)無理せず更新頑張ってください!応援してます! (2022年1月21日 7時) (レス) @page7 id: 1473541b99 (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - 続編おめでとうございます！これからも無理せず更新頑張ってください！応援しています！早く続きが見たい⭐️ (2022年1月20日 14時) (レス) @page1 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白崎 | 作成日時：2022年1月20日 11時
