拾肆の刻 ページ15
パーちんは長内に殴りかかろうとする……が、ボクシング経験のある長内の方が圧倒的に有利で、一撃も入れられずに一方的に殴られてしまっている。
ぺーやんが見るに堪えず助けに行こうとするが、マイキーは静かに静止する。
「黙って見てろって……パーちんもう折れて、意識朦朧としてるし……止めましょうよ!!」
「__何で?まだ諦めてねーじゃん」
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side武道
ひでぇよマイキー君……こんなの拷問と一緒じゃん……!
ダテ君も、さっき長内の手を掴んだとき長内焦ってたし、その気になればすぐに倒すことも出来るはずなのに……どうして見ているだけなんだ……!?
パーちん君、気絶しちゃったし………!?
気絶したパーちん君を受け止めたのは、マイキー君だった。
「………………ごめん、マイキー……俺………不甲斐ねぇな……」
「何いってんのパーちん。お前……負けてねーよ」
静かにそう言い切った。
と同時に愛美愛主のメンバーが馬鹿にするように笑いだした。
マイキー君はそれに答えず長内の元へ行くと、無言で蹴りを食らわせて長内を気絶させた。
突然の事に、再び静まり返る倉庫。
………マジで………!?
「パーちん負けたと思ってるヤツ全員出てこい。俺が全員殺す。___まぁ俺以外にも殺しに行くヤツはいるけど。
東卍は俺のもんだ。俺が後ろにいる限り、誰も負けねーんだよ」
東京卍會総長。無敵のマイキー。
そう呼ぶのに相応しい人物が、そこにはいた。
「ごめんケンチン、ダテちゃん。やっちゃった。」
「っはぁ………たく」
「フッ………人間世界で言う中坊とやらは怒りの衝動を抑えきれずにノシてしまうこともよくあるそうだな。仕方が無い」
やべぇ、マイキー君笑ってるし、ドラケン君慣れてるし、ダテ君は完全に愛美愛主を煽ってる。
…って、意識が戻った長内が武器持ってマイキー君襲おうとしてる!!
それに気づいたドラケン君が危ねぇマイキー!と叫んで走ろうとするも、それより速くマイキーの前に立った人がいた。
『だ………ダテ君!!??』
嘘だろ!?
いくら生身では長内より強いダテ君でも、武器を持った相手に咄嗟に対応できるわけがない。
このままじゃダテ君は死んでしまう!!
もしかして、直人が調べた資料に載ってなかっただけで、この抗争で実はダテ君も死んでたのか………!?
『危ない!!ダテ君_______』
そう言い終わる前に、長内は武器を手放して崩れ落ちた。
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皇 - コメント失礼します!すごく面白いです!話の内容もわかりやすくて、自分の好みでした!このような面白い作品をつくってくださりありがとう御座いますm(_ _)mこれからも応援しています! (2022年1月20日 21時) (レス) id: 1473541b99 (このIDを非表示/違反報告)
Makua*ぼっち - 続編おめでとうございます!続編楽しみに待ってます! (2022年1月19日 20時) (レス) @page43 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
Makua*ぼっち - すごく面白いですww厨二病主人公大好きなのでこの小説を作ってくださりありがとうございます!更新頑張ってください!応援しています\\\\٩( 'ω' )و //// (2022年1月14日 16時) (レス) @page38 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - ダテちゃん可愛いww (2022年1月13日 19時) (レス) @page3 id: 3fca84560f (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - っっっ…ブフォwww!いやもう笑う要素ありすぎて…w主視点ダメだこれ…www (2021年12月22日 16時) (レス) @page19 id: aa46f024f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白崎 | 作成日時:2021年10月24日 11時