拾弍の刻 ページ13
sideなし
人気の無い倉庫に、東京卍會の総長、副総長、参番隊隊長、副隊長、そして救世主はいた。
「マイキー君！！」
その声にその場にいたA以外が武道を見る。
Aは来ることを予想していたかのように口角を上げた。
参番隊の二人は以前の集会のことが影響しているのか、武道にあまり良い反応を見せなかった。
「愛美愛主との抗争………やめませんか…………？根拠は言えないんですけど、この抗争は裏で糸を引いている人がいるんです！」
それでも武道は歩き、そして言う。
まるでこの抗争が起こると、東卍に大きな悪影響が出てしまう、そうとも言うかのように。
しかし結局、パーちんに頭を捕まれ引っ込んでろと言われる始末である。
だが頑なに抗争はいけない、そう言い通す。殴られても。
すると、それまで黙っていたマイキーがゆっくり立ち上がって言った。
「タケミっちの話は分かった。愛美愛主とやる
お前は何も分かってねぇ」
「タケミっちよ。貴様がどの組織の手向け者か知らんが、貴様は東卍に影響出来ると勘違いをしているのではないか？
これは
東京卍會という族の
あくまで友達との時と東卍の上に立つ時を切り替え、割り切るA。
手を差し伸べようとはしなかったが、さり気なく武道がパーちんから殴られない位置にスルリと入り込んだ。
「タケミっちも引かねーって言ってんだ。少しは愛美愛主について調べてもいいんじゃねーの」
救いの手が差し伸べられた……と思えたが、今度は矛先がドラケンに向いただけの話だった。
「あ？ケンチン東卍に楯突くの？」
「そういう話じゃねーだろ」
不穏な空気が流れる。
Aも、参番隊の二人も、何も言わない。
「内輪揉めしてるとこわりーんだけどよ、愛美愛主愛美愛主って……ウチの名前連呼すんのやめてくんね？」
沈黙を破ったのは東卍のメンバーでも武道でもなく、今正にこの状況を作った諸悪の根源である愛美愛主の総長・長内だった。
自身や周囲が苦しむ原因であった長内に怒りを抑えきれないパーちんが殴りかかるも、返り討ちにされてしまう。
「なんか愛美愛主に喧嘩売るって聞いてさぁ＿＿＿＿こっちから出向いてやった、ってわけ」
長内が指を鳴らすと、愛美愛主のメンバーが続々と姿を表した。
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皇 - コメント失礼します！すごく面白いです！話の内容もわかりやすくて、自分の好みでした！このような面白い作品をつくってくださりありがとう御座いますm(_ _)mこれからも応援しています! (2022年1月20日 21時) (
レス) id: 1473541b99 (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - 続編おめでとうございます！続編楽しみに待ってます！ (2022年1月19日 20時) (レス) @page43 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - すごく面白いですww厨二病主人公大好きなのでこの小説を作ってくださりありがとうございます！更新頑張ってください！応援しています＼＼\\٩( 'ω' )و //／／ (2022年1月14日 16時) (レス) @page38 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - ダテちゃん可愛いww (2022年1月13日 19時) (レス) @page3 id: 3fca84560f (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - っっっ…ブフォwww！いやもう笑う要素ありすぎて…w主視点ダメだこれ…www (2021年12月22日 16時) (レス) @page19 id: aa46f024f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白崎 | 作成日時：2021年10月24日 11時
