転生したらパパになった

第5話 ページ6

朝目が覚めると布団ではない違う温もりを感じた



『…ん…………。』



寝返りを打ち後ろを見ると宿儺が僕に抱きついて寝ていた。
宿儺の目元を見ると少し目が腫れていて、僕が寝たあと少し泣いたのかな？なんて思いつつ


起き上がろうとする


ｶﾞｼｯ


あ、無理だ起き上がれない……。宿儺に腕掴まれた…。

『宿儺ー、もう朝だぞー。起きよー。』

宿儺「俺はまだ眠い…。」

『えぇ、そんな事言われてもなぁ…。

僕ご飯の準備しなきゃだから起きさせてー。
朝飯抜きになっちゃうぞー？』

宿儺「…………それはダメだな。」

なんだかんだ言って僕のご飯が大好きな宿儺かわいい…。


宿儺が成長していくにつれどことなく距離を置かれていると思ってたけど、昨日の件(呪術師殺人事件)で宿儺、僕に遠慮が無くなった気がする…。




その後食事を済ませ僕はいつも通り村の人達の手伝いに。

『じゃあ僕ちょっと魚取ってくるねー。
宿儺は村の畑の方お願い！』

宿儺「…あぁ。」

そう言って僕は宿儺と別れ森へ


なんかこうやって魚を取りに森に行くと宿儺を拾った日のこと思い出すんだよなぁ。

あの時は、ちゃんと育てられるか不安だったけど、今の宿儺を見てるとあの時拾ってよかったって思う。



『宿儺の将来を最期まで見ててあげたいな…。』



今世でも寿命で死にたいなぁ。少しでも長く宿儺の近くに居てあげたい。


宿儺はいつか僕が鬱陶しくなるかもしれないけど。



『あいつが傍にいて欲しいって思ってる限り

僕は傍にい続けたい…。』



早く魚を取って宿儺の所へ帰ろう……。

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