検索窓
今日:9 hit、昨日:15 hit、合計:14,750 hit

脅し文句 ページ7

百鬼夜行以来、暫く暗かったAだったけれど、1ヶ月程前辺りから以前までの元気を取り戻した。


それまでは「別れる」って言われてもおかしくなかったからねぇ。


ふぅっと、大きく息を吐くと硝子が呆れたように口を開く。


「全く、昔からお前たちは世話が焼ける。……お前みたいなグズでも好きでいてくれているAに感謝するんだな」


「梵天って…」

僕らの会話を聞いていた恵が瞬きしながら尋ねてくる。


「あぁ、Aには妹のエマちゃんの他に弟がいてね。……佐野万次郎。彼は梵天のトップで、それでいて特級の呪いに憑かれている男さ」

この数分の間に知った驚く事柄の多さに、恵が驚きで声を失っている。


「Aは昔から家族や仲間が関わると必死でな。エマがあんなことになって、マイキーが家出して、お爺さんが亡くなってからは更に酷くなったな」

「あの人がいつも明るいのは、空元気ってことですか」

「そうなるね」

「……悟、悠長にしてるとAはまた一人で突っ走る。早めに何とかしな。もしも、Aに何かあったらお前のせいだからな」

そう言い残して、硝子が部屋を出る。


Aに何かあったら僕のせいねぇ。


凄い言い掛かりだけど、あながち間違いでもない。



「と、言う訳だから、教えてくれるよね?伊地知??」


ニンマリと僕は満面の笑みを浮かべて伊地知へ振り向いた。


そこには顔を真っ青にした伊地知がいて、観念したように話し始めた。

エマと独り言→←拗れた訳



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
161人がお気に入り
設定タグ:東京リベンジャーズ , 呪術廻戦 , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月見 | 作成日時:2023年7月1日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。