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教会へ訪問者 ページ42

「って、お前!ボロボロじゃねーか!」

悟が言うように、呪霊の攻撃を受けたお陰で顔も手も足も擦り傷だらけだ。


「そう言う悟は無傷ね」

無限、羨ましすぎる。


「帰って硝子に治して貰わねぇとな」

「そうね…」

呟きながら刀を鞘に納めようとして、刃にヒビが入っていることに気付く。


最後、一気に呪力を流し込んだから……


鼻の辺りに異変を感じて、手を当てればツーッと血が垂れてきた。

「あ…」

どうやら呪力を使いすぎたらしい。


「大丈夫か?」

少し慌てた悟に「たぶん」と返事をして、ポケットからハンカチを取り出して押さえる。


「ちょっと休んでから出るか」と言った悟に頷いて、鼻血が止まるのを待って部屋を出た。


礼拝堂に戻ると人の姿がある。


「え?A!?」
「Aさんと五条さん!?」

「八戒とタケミっち?…何でここに?」

お互いに驚き合っていると、タケミっちが私の姿を確認して更に驚き出す。

「って!Aさんそのケガどうしたんっスか!?」
「何でそんなボロボロなんだよ?」

「あー…まぁ色々あって………」

どう考えても礼拝堂の奥から傷だらけで出てくるなんて怪しすぎるけれど、アハハと笑って誤魔化す。


怪しげな視線を送ってくるタケミっち。

けれど、私と悟を見て一瞬ハッとしたような表情を浮かべた。

その様子を不思議に思っていると、悟に気付いた八戒が口を開く。


「オマエ、ハロウィンの時に見に来てたヤツだな?」

「そうそう。五条悟って言うの。こっちは柴八戒」

ほぼ初めましての八戒と悟にそれぞれを紹介した。


「まぁ、なんでもいいけどオマエらすぐ帰れ」

そう言った八戒はいつもと違う顔つきに見える。


「そうはいかねぇよ。オレはオマエを止めに来たんだ」とタケミっちが食い下がると八戒が顔を強張らせた。

その時、悟が肘を突いてきた合図で、八戒の肩から低級呪霊が顔を出していることに気付く。

あれは恐らく3級。


「何か訳ありか?」と八戒に尋ねた悟に「オマエらには関係ねぇ」と八戒が答える。


「タケミっち…オレがオマエにあの話しをしたのは、止めて欲しかったワケじゃねぇ。決意の為だ!邪魔するなら只じゃおかねーぞ」

「嘘だね」

「あ?」

「オレが悩みを人に話す時は、決断出来ねぇ時だ。八戒、オマエの気持ちは分かるよ。大寿の“圧政”で他に道がねぇって。でもころすって選択は“守る”には繋がらねぇぞ?姉ちゃんを守りてぇんだろ!?八戒!!」

八戒とタケミっち→←私と悟のコンビ



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設定タグ:東京リベンジャーズ , 呪術廻戦 , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:月見 | 作成日時:2022年11月8日 22時

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