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カンナ視点
夕食を食べ終えた私たちは時計の針が12時になる前に掃除を始めた。
寮の中を魔法具で点検すると天井や壁、床などに穴が空いていたり、傷が付いていたりしていた。
窓はガタガタしていて冷たい隙間風が室内に入ってきて冷えてくる。
調べ終わり一人部屋に三人で集まり話し合う。
「趣があるどころの館じゃないですね・・・」
ユウ「取り敢えず、寝る場所を確保したいね。」
グリム「うぅ・・・眠いんだゾ〜。」
グリム君は眠たそうに目を擦る。
今日は取り敢えず、寝床の確保か・・・
「私に任せてください!」
鞄の中から魔法道具のホイッスルを出して軽く吹くと魔法陣が現れブラウニーたちが出てきた。
グリム「うわっ!なんなんだゾ!?」
「この子たちは妖精のブラウニーです。家の掃除や子供の世話とか家の手伝いをしてくれる子たちなんですよ。」
小さくて可愛らしいブラウニーたちは私やユウ君、グリム君の周りに集まって肩や頭の上に乗ってきた。
うむ、素晴らしく可愛らしい←
「さっき吹いたのは、ブラウニーたちを呼び出す魔法道具なの。数回しか呼べない貴重な魔法道具なんですよね〜。それと!」(ゴソゴソ
次に出したのは小さな掃除道具。
「これは魔法の掃除セット。ブラウニーたちが愛用している掃除道具です。」
私は掃除セットをブラウニーたちに渡す。
「ブラウニーちゃんたち。今日の依頼は、この館を少しだけ綺麗にして欲しいんです。この部屋と隣の部屋は寝床にしたいので重点的にお願いします。」
ブラウニーたち(コクコク
「12時前になったら仕事を終えてくださいね。報酬はアメ玉10袋分で!」
鞄からアメ玉10袋分を出してブラウニーたちに渡す。
ユウ(なんでそんなに持ってるの!?)
アメ玉を見たブラウニーたちは嬉しそうに笑い承諾してくれた。
「それでは、掃除を始めましょうか!ほら、ユウ君とグリム君も一緒にやりますよ!」
ユウ「うん!」
グリム「早く終わらせて寝たいんだゾ〜・・・」
ブラウニー「ミュ〜!」
「明日のためにもさっさとやりますよ。」
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ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年6月24日 7時) (レス) id: eca6ac9b3b (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年6月18日 7時) (レス) id: eca6ac9b3b (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年6月17日 16時) (レス) id: eca6ac9b3b (このIDを非表示/違反報告)
玉子王子 - ウンディーネなどの有名なモンスターを登場させてて良いですね!続きを期待しています! (2020年6月17日 2時) (レス) id: 69249f77e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさP | 作成日時:2020年4月11日 19時