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開幕プロローグ ページ4

カンナ視点



・・・。





見たこともない空間。





暗い空間には緑の炎が映った鏡が目の前にあった。





周りを見渡すと複数の棺桶が浮かんでいた。





ここは・・・





すると、男性の声が耳と頭の中に響いた。





【あぁ・・・愛しい我が君



気高く美しい悪の華



貴女こそが世界で一番美しい



・・・・・鏡よ鏡、教えておくれ



この世で一番・・・・・】





そこで声が途切れ景色が変わった。





美しい満月と大きな城を背景に





棺を乗せた馬車が城へ向かっていた。





その棺に手を伸ばし触れようとすると棺桶が浮かぶ部屋へ戻っていた。





また声が響く。





【・・・闇の鏡に導かれし者よ



汝の心の望むまま



鏡に映る者の手をとるがよい】





鏡の奥から手が伸びてきた。





この手を取っても良いのかな?





しかし、身体が勝手に手を伸ばそうとする。





違う・・・この手は私じゃない・・・





【明月(ほし)をも灰にする焔炎(ほのお)】



【刹那(とき)をも封じ込める凍氷(こおり)】



【蒼穹(そら)をも飲み込む大樹(たいじゅ)】





炎と氷、大樹が順番に鏡に映し出される。





【闇の力を恐れるな】





【さぁ・・・力を示すがよい】





鏡から眩しい光が放たれた。





【私に、彼らに、君に




残された時間は少ない




決してその手を放さぬよう____】






男性の声はそこで終わった。





景色が真っ暗になると目の前に大きな扉が現れた。





私は知っている。





この扉を開けて入ると始まるのだ。





新たな世界の新たな時間と物語が。

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ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年6月24日 7時) (レス) id: eca6ac9b3b (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年6月18日 7時) (レス) id: eca6ac9b3b (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年6月17日 16時) (レス) id: eca6ac9b3b (このIDを非表示/違反報告)
玉子王子 - ウンディーネなどの有名なモンスターを登場させてて良いですね!続きを期待しています! (2020年6月17日 2時) (レス) id: 69249f77e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさP | 作成日時:2020年4月11日 19時

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