ファンタジア【ツイステッドワンダーランド】 (ページ22)

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同室ヴァリアスページ22

ユウ視点

カンナさんと学園長と一緒に使われていない建物へ向かった。

到着するとそこにあったのは・・・

ユウ「これは・・・」

「趣がありすぎます；」

カンナさんと同じ気持ちで建物を見上げる。

クロウリー「そうでしょう、そうでしょう。さあ中へどうぞ。」

三人で中に入ると中は外よりも酷い感じだった。

うわぁ、暗くても埃が凄いということがわかる。

隣にいたカンナさんは興味深そうに建物内を見ていた。

クロウリー「ここであれば取り敢えず雨風は凌げるはずです。」

・・・隙間風が寒いなぁ。

絶対に寝る所は確保しておかないと。

クロウリー「私は調べ物に戻りますので適当に過ごしていてください。あ、カンナさんは別の場所で寝泊りしてもらうのでついて来てください。」

二人「えっ！？」

学園長の突然の発言に二人で固まる。

「私もこの寮で泊まる流れでしたけど・・・」

クロウリー「何を言ってるんですか！貴方は女性ですよ。か弱い女性をこの寮で寝泊りさせるわけにはいきません！」

僕はいいのか。←

確かに、カンナさんは魔法が使える凄い子だけどそれを除けば小柄でか弱そうな女の子だ。

この寮で寝泊りさせるより安全な場所で保護されたほうが安心だよね。

「で、でも・・・」(チラッ

僕の方を見て様子を伺っている。

ユウ「僕は大丈夫だよ！ちゃんと掃除すれば良いだけだから。」

「それなら、私も・・・」

ユウ「カンナさん、心配しなくても大丈夫！僕のことより自分を大切にしていて。」

「・・・そこまで言うなら。」(ムスッ

ムスッとしながら了承してくれた。

ムス顔可愛い←

クロウリー「それでは、行きましょうか。」

カンナさんは学園長に連れられ去ってしまった。

さて、ちゃんと眠れるために掃除を頑張ろう！