ファンタジア【ツイステッドワンダーランド】 (ページ17)

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カンナ視点

私が女性であることを知ると周りが凄く驚いていました。

クロウリー「どういうことですか！？我が校に女性が来るなんて、有り得ない！」

(ど、どうして？)

混乱していると学園長さんが速足でこちらに近づいてきた。

私の目線に合わせて屈んで尋ねてきました。

クロウリー「ほ、本当に女性なのですか・・・？」

「はい・・・あの、なんで驚いているのですか？」

クロウリー「驚きますよ！このナイトレイヴンカレッジは、男子校だからですよ！？」

・・・え？

ダンシコウ。

だんしこう。

DANSIKO。

・・・男子校？

「えぇぇぇぇぇっ！？男子校！？」

クロウリー「そうですよ！？」

嘘でしょう・・・

周りをよく見てみると確かに綺麗な顔立ちばかりだけど女性の気配が全くしない・・・

クロウリー「魔力がない少年に、強い魔力を持つ女性・・・今年の入学式は訳が分からないですね。」

学園長さんは額に手を当て溜息をついた。

クロウリー「仕方ない・・・この件に関して私にお任せください。入学式はこれにて閉会です。」

どうやら入学式が終了したみたいですね。

クロウリー「各寮長は新入生をつれて寮へ戻ってください。・・・ん？そういえば、ディアソムニア寮、寮長のドラコニアくんの姿が見えないようですが・・・」

獅子の耳の男「アイツがいないのはいつものことだろ？」

いつものことなんだ・・・

ターバンの男「あれ？もしかして誰も式のこと伝えてないのか？」

美しい男「そんなに言うならアンタが伝えてやればよかったじゃない。」

ターバンの男「うーん。でもオレ、アイツのことあんま知らないんだよなー。」

な、なんかドラコニアさんが可哀想・・・

生徒Ａ「ドラコニアって・・・まさか“あの”マレウス・ドラコニア？」

生徒Ｂ「この学校に通ってるってマジだったのかよ。」

生徒Ｃ「怖えぇ・・・。」

どうやら、有名な方みたいですね。

どんな人なんだろ？