ファンタジア【ツイステッドワンダーランド】 (ページ12)

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カンナ視点

クロウリー「魔法が使えない人間を黒き馬車が迎えに行くなんてありえない！生徒選定の手違いなどこの１００年ただの一度もなかったはず。一体なぜ・・・」

１００年も無かったことが今起こっている。

私と同じで手違い？

黒き馬車の勘違い？

それとも・・・

学園長さんが動揺して手を緩めていると、

猫ちゃん「もごもご・・・ぶはっ！」

「あ。」

猫ちゃん「だったらその席、オレ様に譲るんだゾ！」

猫ちゃんが学園長さんの拘束から脱出してしまった。

何やってるんですか！？

クロウリー「あっ待ちなさい！この狸！」

だから狸じゃなくて猫！

猫ちゃん「そこのニンゲンと違ってオレ様は魔法が使えるんだゾ！だから代わりにオレ様を学校に入れろ！魔法ならとびっきりのを今見せてやるんだゾ！」

赤い髪「みんな伏せて！」

猫ちゃん「ん＂な＂～～～！！」

猫ちゃんが青い炎を全体に放出する。

ターバンの男「うわあ！！あちちちっ！尻に火が！」

炎の火花がターバンの男の人のお尻に当たり火がついてしまった。

た、大変！

クロウリー「このままでは学園が火の海です！誰かあの狸を捕まえてください！」

学園長さんが猫ちゃんを捕まえるように指令を出すがやる気がない方たちがいるみたいです・・・

獅子の耳の男「チッ・・・・・かったりぃな。」

美しい男「アラ、狩りはお得意でしょ？まるまる太った絶好のオヤツじゃない。」

獅子の耳の男「何で俺が。テメェがやれよ。」

眼鏡の男「クロウリー先生、お任せください。いたいけな小動物をいたぶって捕獲するというみなさんが嫌がる役目、この僕が請け負います。」

タブレットの声「さすがアズール氏。内申の点数稼ぎキマシタワー。」

ターバンの男「なぁ、誰かオレのケツの火ぃ消してくれてもよくねえ！？」

クロウリー「みなさん、私の話聞いてます！？」

獅子の耳の男「はぁ・・・。狸捕まえるくらいアンタがやりゃいいだろ、センセー。」

本当にやる気がない方たち；

猫ちゃん「オレ様は狸じゃねーって何度言わせるんだゾ！偉大なる魔法士になる男・グリムとはオレ様のことだゾー！」

・・・仕方ないですね。

「・・・ウンディーネ。」