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言われた言葉に思わず頬が緩んだ
『…それ、よく私に言ってくる人が居ました。』
｢へぇ、そうか。気が合うな｣
『…そんなに私死に急いでますかね？』
｢まあ初対面の俺が話して分かるくらいにはな｣
初対面の人に核心を突かれる程に酷いものなんだろうか？
他と外れようとも普通に生きているだけなのに
｢……まぁ、お前の今までの境遇を考えたら仕方ないか。女神ゆえの順応性が仇になってるんだろうなぁ｣
『…女神のこと知ってるんですか？』
｢情報屋だからな。｣
話しながらポンボンと軽く頭に手を置かれた
何時もは他人から手を伸ばされると無闇に警戒し牽制をするが、何故か彼にはそう出来なかった。
初対面の人なのに如何してか嫌悪感を抱く事もなくそれを甘んじて受け入れた
｢……お前、警戒心薄いな。そんなんじゃすぐ死ぬぞ｣
『それもよく言ってくる人達が居ます』
｢ははっ、俺やっぱ其奴等と気が合う気がするわ。さて…｣
ゆっくりと腰を上げると煙草を消し先程まで
交わらなかった視線が此方に向いたのが分かった
｢…まあ俺から言えるのは数日後、堅気に戻るのも抵抗するのも自由って事。要は全部お前次第だな｣
『自由って、言われても…』
｢詰まる所、お前は死にたいのか？それとも生きたいのか？…それだけだ｣
簡単だろ？と言うように弧を描いた口元で此方を見るが私の目は泳いでいると思う
また、選択。私はこれが存外苦手だ。
岐路に立つことで己の理解が深まった事がない、むしろ迷宮入りしてしまうからこそ他人に全てを委ね今ここ迄生きている
無意識に震えてい手をぎゅっともう片方の手で必死に抑え思考を巡らせる
ふと、上から一回り大きな暖かい手が重ねられた
｢そんなに難しく考え無くてもいい。…お前はどうしたい？｣
『私、は』
｢1人じゃ無理なんて諦めんなよ、必要なら俺も手を貸す。…それにお前、もう1人じゃ無いんだろう？｣
…如何して貴方がそれを知っているの？口には出さなかったが柔らかく此方に向ける笑みを見て何だか"似てるなぁ"なんて思って。…帰りたいなぁって。何処に？そんなの決まってる。
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ふ菓子ちゃん - 神……とてつもなく神作だった……完結おめでとうございます！めさんこ大好きです！これからも陰ながら応援しております (2020年11月11日 20時) (
レス) id: 73bbb4d5f8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり - 完結おめでとうございます！極道モノとオチナシが大好きなので、神作品だと思いますほんとうに！！めちゃめちゃ大好きです！これからも応援しています！！ (2020年3月26日 16時) (レス) id: 9861bf3927 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - イノマ。さん» コメントありがとうございます！これからもまた別の作品でお会いできたら幸いです！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - いぶさん» コメント頂き本当にありがとうございます。いぶさんにとって最高の小説になれたこと光栄に思います。ありがとうございました (2020年3月2日 23時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - OTONEKO♪96さん» そう言って頂けて幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：団子侍
x他1人 | 作成日時：2020年1月9日 0時
