◇7話 ページ9
「いつ来てもうるさいな」
「ゲーセンで静かな所ってむしろ怖くないですか?」
聞こえていたけど無視したのか、それとも回りの音がうるさくて聞こえなかったのか、私の問いに答えを返さず先輩は歩き出す。
「どこ行くんですか?」
「とりあえず音ゲー?」
「昔っから本当に音ゲー好きですね」
「そういうお前も好きだろ?」
「まぁ……そうだ先輩!昔みたいにバトルしませんか?」
「懐かしいな………じゃあ負けた方は今日の晩ごはん奢るって事で」
「乗りましょう」
大学生の頃は音ゲーが得意な人何人かでよく対決したものだ。
負けたら何か奢るだの、次の借りた教室の掃除だの。
私と先輩は人の合間をぬって得意な機械の前へ。
「曲は…………これでいいか?」
「いいですよ〜」
アニメの曲が流れ始める。
曲に合わせてミスをしないように………
「よしっ満点!」
「俺も。俺の方が高いな」
「あぁー!でも2曲目がありますから!!」
「そうだな。2曲目はどうぞ」
「うーん………あ、これ入ってるんだ」
見つけたのはAfter the Rainの曲。
「これで!」
「え”………」
「どうしました?」
「な、何でもない」
「?」
変な先輩。
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飛鳥(プロフ) - 天夜梨夢@高浮上さん» ありがとうございます!とても嬉しいです!期待に応えられるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2017年11月18日 19時) (レス) id: af015dff7f (このIDを非表示/違反報告)
天夜梨夢@高浮上(プロフ) - 凄く惹かれる作品ですね!大好きになってしまいました。更新頑張ってください!応援してます!楽しみに待ってます! (2017年11月13日 2時) (レス) id: a489068a93 (このIDを非表示/違反報告)
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