◇20話 ページ22
「今日はありがとうございました！」
「こちらこそ。また遊ぼうぜ」
「そうですね！とりあえずはコラボしましょう」
「曲決めないとなー」
駅の人混みをかき分け互いに改札へ。
「私こっちなんですけど先輩は？」
「俺も同じく」
案外同じ街だったりして。
……なんかフラグ立った気がするぞ？
「ところで先輩、つかぬ事をお聞きしますがどこにお住まいで？」
「どこにって……」
○○だけど、と先輩が言った時きっと私の顔はとんでもないことになっていただろう。
「一緒の市じゃないですか！」
「え、まじ？」
まじまじ、と首を縦に振る。
「やっぱり世間って狭いな」
楽しそうに先輩は笑う。
もうすぐ三十路なのになんでこんなに可愛い笑顔なの。
いつもの満員電車に乗り込み、サンドイッチの気分を味わいながら無事に目的の駅で降りる。
「満員電車っていつ乗っても慣れないですよね……」
「なんなんだよ、あの人混み…」
お互い軽く人酔いし、グロッキーになりながら自宅に帰る。
「ずっと私の隣を付いてきていますけど家はこっちの方向なんですか？」
「こっちの方向って言うか……そこのマンション」
そう言って指さしたマンションは私が住んでいるマンション。
あ、やば。フラグ回収してしまった。
もう私、今何が起きてもすんなり信じてしまいそう。
「先輩……」
「まさか……同じ所に住んでるとかじゃないよな？」
「……そのまさかなんですよ」
「……偶然もここまで来ると恐ろしいな」
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飛鳥(プロフ) - 天夜梨夢@高浮上さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！期待に応えられるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2017年11月18日 19時) (
レス) id: af015dff7f (このIDを非表示/違反報告)
天夜梨夢@高浮上(プロフ) - 凄く惹かれる作品ですね！大好きになってしまいました。更新頑張ってください！応援してます！楽しみに待ってます！ (2017年11月13日 2時) (レス) id: a489068a93 (このIDを非表示/違反報告)
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