◇9話 ページ11
結果が発表され、勝ったのはもちろん先輩。
「晩ご飯ご馳走になります。それより、ミスするなんて珍しいな」
やっぱりこの声………………
「？おーい。涼宮？」
「は、はいっ！！」
「なんだよそれwwお前がミスなんて珍しいなって言ったんだけど？」
「いやぁ、考え事してたらミスしました」
「俺との対決中に考え事とはずいぶん余裕だな」
考えてたのは先輩の事ですよ！！！と叫びたいのを必死に堪えてあはは、と笑う。
「次は何する？」
「じゃあ…………クレーンゲームで！」
先輩がそらるさんな訳がない。
1年一緒にいても気づかなかったんだから。
きっと昔より少し低くなった声とゲームの荒っぽいBGMがたまたまそう聞こえただけだ。
ゲームセンターでひとしきり遊んだあと、少し買い物をしてから夕食を食べに行った。
もちろんゲームに負けた私の奢り。
「後輩に払わせるのに罪悪感は無いんですかー」
と聞くと
「もしここでやっぱり俺が払うって言っても涼宮は絶対に払わせないだろ？」
とのこと。
正解だったのでもう何も言えない。
たった1年程度同じサークルにいただけなのに先輩はよく私の事を分かっている。
もちろん夕食代は私が全額払った。
「今日は1日ありがとうございました！楽しかったです！」
「俺も。また遊ぼうぜ」
「はい！」
また次、遊ぶ約束をしてその日は別れた。
この日から私の人生が少しずつ変わり始めるだなんてその時は思ってもいなかった＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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飛鳥(プロフ) - 天夜梨夢@高浮上さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！期待に応えられるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2017年11月18日 19時) (
レス) id: af015dff7f (このIDを非表示/違反報告)
天夜梨夢@高浮上(プロフ) - 凄く惹かれる作品ですね！大好きになってしまいました。更新頑張ってください！応援してます！楽しみに待ってます！ (2017年11月13日 2時) (レス) id: a489068a93 (このIDを非表示/違反報告)
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