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20枚目 ページ21

「いや、それよりも...」

「ここはこっちの歌詞...?」


すっかり桃色の花も無くなり、葉桜になっても彼らはよく出会いの場所へとやってくる。

私とそらるの歌を作る!とまふは今、一生懸命その作業に取り組んでいる。

完成が楽しみだ。


「〜♪」


まふが作っていた曲を口ずさむ。

凄く良い曲。


「そう言えば桜花もこの時期に亡くなったよな」

「...そうですね。桜花がいなくなった途端、桜の花が全部散ちゃいましたよね」

「やっぱり桜の精かなんかだったんじゃないか?」

「あー、かもw」

「そんな事ないよw」


たまたま。でも、運命を感じずにはいられない。


「.....面と向かって好きだって言いたかったな」

「...そらる、ごめんね」


まふは目を伏せる。


「隣にいるのになぁ」


つい零れてしまう笑み。

どうして彼らは、出会って少ししか経っていなかった私をここまで大切に思ってくれているのだろう。

彼らに向かって伸ばした行き場のないこの手は、空を切る。


「っ.........」


自分の無力さに自然と涙が出てくる。

どうして私の声は、想いは、彼らに届かないの?

ねぇ、神様、もしいるなら答えてよ。


「桜花、今どこにいますかね」

「そりゃあ...天国だろ」


違うよ、いつまでもここにいるから。

だから、ねぇ


「気付いてよ...」

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(プロフ) - 月夜さん» そう言っていただけて光栄です!最後まで読んで下さりありがとうございました! (2018年7月19日 17時) (レス) id: c0d6c077f3 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 最高でした、とても感動してつい涙してしまいました。とても良かったです (2018年7月19日 15時) (レス) id: 56b5102f12 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アオイさん» ありがとうございます! (2018年7月2日 14時) (レス) id: c0d6c077f3 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 最高でした………めっちゃ感動しますね(´Д⊂ヽ (2018年7月2日 7時) (レス) id: 0836a54460 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:ないよ  
作成日時:2018年3月14日 20時

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