14枚目 ページ15
「お待たせしましたー」
先に来ていた2人に手を振りながら近づくと「俺たちも今来たところ」とそらる。
やっぱりモテる人は言うことが違うね。
「ショッピングモールで良いですか？」
「任せるよ！」
「じゃあ行きましょう！」
電車に乗り、3駅先まで。
電車から降りて、歩きながら他愛もない話をしているとそらるが
「桜花の今日の服装似合ってる」
「えっ？あ、ありがとう･･･」
「どうしましたそらるさん、熱でもあるんですか？」
「酷いなw思ったこと言っただけだよ」
トクン、とほんの少しだけ心臓がはねる音がした。
「2人の服装もかっこいいよー！」
「ありがとうございます！」
ショッピングモールに着くとそらるの要望でゲームセンターに。
3人でゲームの対決をしたり、プリクラを撮ったり･･･
面白い小物探しや、互いの服をコーディネートしてみたり。
「これいいかも･･･」
アクセサリーショップを見ていたら目に付いたのは桜と月と雪の結晶のネックレス。
可愛すぎるかな･･･？ま、いっか。
3つ手に取り会計を済ませた。
「何買ってたの？」
「んー、プレゼントかな」
納得顔のそらる。自分宛だなんて思ってもいないだろうなぁ。
これは帰るときに渡そう。
そう思って鞄の奥にしまった。
「いやぁ、遊びましたね！」
「だな」
「楽しかった！」
駅までの帰り道、今日の出来事を振り返りながら歩く。
すると視界に入ってきたのは小さな女の子。
ボールを落としたらしく道路に拾いに行く。
途端、私の目には横から飛び出してきたトラックが目に入った。
考えるよりも先に、頭は動いていた。
「！！危ない！！！」
「桜花！！！」
「止まって！！！」
一瞬で、目の前が真っ暗になった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
京(プロフ) - 月夜さん» そう言っていただけて光栄です！最後まで読んで下さりありがとうございました！ (2018年7月19日 17時) (
レス) id: c0d6c077f3 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 最高でした、とても感動してつい涙してしまいました。とても良かったです (2018年7月19日 15時) (レス) id: 56b5102f12 (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - アオイさん» ありがとうございます！ (2018年7月2日 14時) (レス) id: c0d6c077f3 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 最高でした………めっちゃ感動しますね(´Д⊂ヽ (2018年7月2日 7時) (レス) id: 0836a54460 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
