初めての鬼との対面 ページ33
シノア「〜〜〜。……つまりここは、壮大な人体実験の為の学校という訳です。__________こんな狂った時代に、平和な学校が…本当に存在すると思ってたんですか?」
優「…要は鬼に負けなきゃいいんだろ。力が手に入れば何でもいい。」
ｶﾞﾁｬｯ
『ｯ!優にぃ、勝手に入っちゃ…！あぁ、もう！』
優にぃと一緒に部屋へ入る。少し薄暗いですね…。
部屋へ入り進めていくと、沢山の武器が地面に刺さってあった。……見たところ鬼呪装備かな。
武器がある中、真ん中に巨大な陣があり、その中心に例のひとがいた。
__________武器を持っているから、もう人喰い鬼になっているでしょうね。気配ももう人間のものではなくなってるし…。
シノア「……遠目で見るだけで、手は出さないで下さい。殲滅部隊で救助しますから」
優「あの斧、まだ契約出来てねぇんだろ。……なら俺がいただく！！」
『…はぁ、やっぱりこうなっちゃうか…。』
優「…！やっぱすげぇな…でもシノアの鎌より弱ぇ！____ｯ!……邪魔すんなよ歌笑、シノア。」
シノア「全く、どこまで協調性が無いんですか。鬼呪装備に素手で触れると、鬼に侵食されて貴方も彼と同様…鬼になっちゃいますよ」
優「俺は鬼に負けねぇよ」
『…そうだと思うけど、万が一…鬼に負けたら?鬼は欲望を喰らう。
優にぃは人一倍力を欲している…その点において、鬼と優にぃは相性があまり良くないの。
その復讐心を利用されるから、グレンは優にぃに鬼呪装備を持たせなかったの…だから！』
優「心配してくれてありがとうな。
グレンのやつはざけんな。__________じゃあ鬼なんかに取り憑かれないってことを今、証明してやるよ!」
ﾊﾞｯ
優にぃの刀を投げられた。
『…ｯ!無茶だよ、優にぃ‼︎』
人喰い鬼へ走っていく。もちろん攻撃されるからスライディングで避けて、鬼呪装備に触れた。
その瞬間、優にぃは気を失った。どっちかと言えば、寝てる、に近いかもしれない。
はぁ、本当に…
『無事に帰ってきてね……(ﾎﾞｿｯ』
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作者名：躍動 | 作成日時：2023年11月4日 22時
