【ヒロアカ】イケメン観察部 (ページ7)

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「リカちゃん先生ー！！」

「どうしたんだい、そんなに慌てて。」

保健室の扉を開けるとリカちゃん先生が呆れたようにしている。
リカちゃん先生こと、リカバリーガールとは凄く仲が良い。

リカちゃん先生と呼ぶほどだから、結構な良い関係は築けていると思う。
(リカちゃん先生と呼ぶまでには結構かかったけれど。)

「リカちゃん先生、知ってますか！？私、林間合宿行くって！」

「あぁ、私が推薦したからね。」
「推薦！！？？」

リカちゃん先生も関わっていたとは思わなかった。
びっくりしているとリカちゃん先生はニコッと笑いかけられる。

「あんたの個性、人間に大切なものが出来る個性だから良いと思ってね。
林間合宿にぴったりだと思って。」

「大切なものが出来る個性…。
え、どんだけ林間合宿大変なんですか？」

そりゃ、人間には休憩や休み、安らぎは必要だけれど。

…絶対に私、ご迷惑かけるパターンじゃん！！
あと、ベストジーニストの握手会が行きたかった。

まさか黒幕(？)が居たとは思わずに口を開けていると「ごばえ入るよ。」なんて言われてすぐに閉じる。
というか、安らぎだって一時的に体に安らぎを与えるだけでそんな凄い個性じゃないし。

「……リカちゃん先生は来るのですか？」

「行かないよ。色々とあって先生も少人数で行くことになったからね。」

リカちゃん先生がいれば何とかなると思っていた私が馬鹿でした。
リカちゃん先生がリカバリーしたあと、私が安らぎを与える。て事が出来たら凄く最強なのに。

ポジティブに考えろ…。
ベストジーニストは忘れて。

林間合宿！轟くんとかがいる。
もしかして、イケメン観察がいつも以上に出来るかもしれない…？
選り取りみどりのイケメン達や美女達がいて…？

こ、これは部活が本格的に出来る…？
そして、私の個性(役に立つかどうかは不明)も本業発揮？？

ハッとリカちゃん先生を見る。
そうだよ、夏休みなんて暇だしベストジーニストはいつでも握手会がやっているし！
夏休みじゃなくてもベストジーニストの所に行けばいい！

「あんたのバカみたいな部活出来るんじゃないのかい？」

「バ、バカって…。ひどいですよ、リカちゃん先生！」

…他人からみたら何やっているんだて部活ですよね。
闇の組織だから仕方ない！

バカと言われて拗ねているとお菓子を貰った。
ラムネを口の中に入れられて気分が凄く良くなり笑顔になる。

「単純すぎてわたしゃ心配だよ。」