【ヒロアカ】イケメン観察部 (ページ4)

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昨日、お友達が出来た。
名前は八百万百こと、百。

お嬢様だが、凄く性格が可愛くて美人さん。
A組では副委員長をしている。
しかも、今日もランチのお約束をさせて貰って。

響香のおかげでお友達できたよ…。
ありがとうと感謝を心に言いながら歩いていく。

今日は轟くんは居ないらしい。
別に合わせているわけでもないけれど、見たら見たで拝む勢いで見させもらっている。

悲しいのか良いのかよく分からない気持ちになりながら学校までの道のりを歩く。

すると右肩に衝撃が走り、誰かと打つかってしまった。
右を見るとそこには、昨日イケメンと思ったA組のちょっとした有名人爆豪くんと目が合う。

うっ！！イケメン！！
イケメンオーラを浴びて、そのオーラにびっくりして少し横へずれた。
そんな私の様子を見て、眉にシワがよる。

こ、怖いけれどイケメンだな…。

「おい、手出せや。」
「手……？」

「んだから、手出せって言ってるんだよ！！」

ひ、ひぇぇええ！！
急に怒鳴られてびっくりしてすぐに手を出す。私何かした…？したとしても昨日ぶつかったぐらいだし。

よく分からないまま手を出しているとスクールバッグから何かを出し、そして手に置かれた。

それは小さなチョコレート。しかも、私が好きなチョコレート。
手に置かれたチョコと爆豪くんを交互に見る。
何でチョコレート！？

「……チョコレート好きだろ。」

「？チョコレート好きだけど、なんでですか…？」

不思議でしょうがない。
爆豪くんを見ていると「昨日、ぶつかっただろ。」なんて言っている。

もしかして、それを気にして……？
意外と良い方？相変わらず、顔は怖い(イケメン)けれど。

「わっ、チョコレートありがとうございます！全然気にしてませんよ！
…あ！私、学校早く行かなきゃいけないんだ！お先に失礼します！」

駄目だ、だめだ。
これ以上、近寄ってはいけない。

爆豪くんに謝り、そのまま学校の道のりを歩く。
まぁ、用事はあったし嘘では無い。

イケメン観察部の掟。
掟その4、あまり長く居座ってはいけない。
(あまり居すぎると過去の黒歴史が蘇るから！)

…まぁ、掟4は友達になれば変わる話だけれど。