【ヒロアカ】イケメン観察部 (ページ15)

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意外とハードな施設での生活だ。
さっきまで施設の隅々まで掃除をして、今は沢山の晩御飯を作っています。

「こうたくん、唐揚げよろしく！」

「……ふんっ。」

意外となんだかんだで素直じゃないこうたくんと仲良くなった(自分がそう思っているだけ。)
だって手伝ってて言うと手伝ってくれるし、凄く可愛らしい。

弟が出来たみたい。
皿におかずを一緒に盛り付けしていく。

私の合宿での仕事は、朝ご飯を作りなど陰で皆のサポートをする役。
簡単に言えば、マネージャー的な存在！

もし寝るれないのであれば個性を使い、ご飯が食べられないほど体調を崩した人がいれば個性を使う。
他は個性を使うなと言うことらしい。

皆の昼食、嫌、晩御飯をワイルドプッシーキャッツさんと作っている中こうたくんとおしゃべりする機会があった。
こうたくんはヒーローに否定的だ。

何かあったが分からないがきっと悲しい事だと思う。

「こうたくんは何が好きー？私は、チョコが好き！」

「……チョコも好き。」

「おぉ、同じだね！」

何だか凄く幼い子には見えないほど、しっかりしていらっしゃる。

髪の毛は黒でキャップには2つの角のような物が付いていて、目は小さい子特徴的な大きい。
本当に可愛らしい。

「そろそろ、入り口の方へ行くよ。」

「はーい！」

盛り付けが終わり、机に並べてすぐに移動をする。
そんな中、こうたくんはついて行ってくれた。

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「やーーっと、来たにゃん。」

待つこと何時間、朝だったのはもう日が暮れてカラスが鳴いていた。
ピクシーボブさんがそう言ってみた森の先には走ってくる人影が見えてきて手を振る。

「おーい、おかえっ……。」
言葉を失った。
ずっと走っていて戦っていたのかは見ての通り分かる。

皆、制服はボロボロでヘロヘロに疲れている様子だった。
これは"おかえり"なんて言えないよ。

「とりあえずお昼は抜くまでもなかったね。」

これは私にマネージャー的な事が出来るだろうか？

イケメン観察部としていた私にこんな大掛かりな役目をやらせてもらってもいいのか。
ご迷惑をかけること間違えなし！

相澤先生の指示に従い、皆が部屋まで行こうと足を進める。
響香の所まで行くと疲れたように微笑まれた。

「Aは何やっていたの？」

「施設の隅々お掃除してた！…皆、大丈夫じゃないよね。」

お疲れ様です。と意味を込めて頭を撫でた。