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事実とは… ページ19

『…わあ…』

?「あー?どないしたん?」

『…ぁ、みゃーさん。お疲れ様です。これ…』

宮「なん?…おおう」

日ハム西川、熱愛!お相手は謎の美女!

…なんてことない見出しの週刊誌にはよく被る帽子を深く被り女性と抱き合う遥輝さん。

『…最近中々会えなかったから、飽きられちゃいましたかねー…』

はは、なんて乾いた笑いしか溢れない。みゃーさんは実は優しいから、苦々しい顔をする。

宮「いや、それはありえへんって!」

『…大丈夫ですよぅ、やだなあ…。遥輝さんも、ちゃんと…、言ってくれれば良いのに…』

あ、やばい、泣きそう…。
歪む視界が優しく塞がれる。みゃーさんの胸に顔を埋められる。

宮「大丈夫やって。遥輝に限ってありえへんから!」

『…みゃーさん、ありがと』

宮「仮に!仮にや、ほんまやったら俺が怒ったるから!な?」

抱きしめられて頭を撫でられた。本当、普段はジャイアンのくせに、こういう時は優しい。
涙が溢れそうになる。

『…すみません、頑張って、帰りに話しますね』

宮「おう、そうせえ。ほんま、A泣かせたら、ファイターズも、ジャニーズも黙ってへんやろ笑」

『…もう、からかわないでくださいよ…笑』

そんなことを笑いながら話していた。

ただ、現実にはそんな上手くいく訳もなく、遥輝さんは普段通りに絡んでくるから私は気まずくて、仕事を理由に避けてしまった。


仕事を終えて、ロッカーを出ようとしていたら、遥輝さんに捕まれて壁ドンされた。

遥「なあ、何で避けるん?」

『…避けてない、です。』

遥「それで納得すると思ってるん?」

『…私になんか構ってないで、早く帰った方が良いんじゃないですか』

遥「はあ?なん、自分、喧嘩うってるん?」

『…っ、私は、遥輝さんみたいに他の人いても何てない顔できないんですよ!すみませんね!!』

遥「は?自分、何言うて…」

『すっごい美人な方でしたね!嬉しそうに抱き合って…』

遥「ちょ、待って、ホンマに何のことや?」

『まだ、しらばっくれるんですか!?』

遥「いや、ホンマに何のことなん?美人て…」

『…これ見ても、そんなこと言うんですか?』

遥「…?んな…、えーっと、これ姉貴やねんけど?」

『…え?』

遥「そもそもこの記事見てびっくりしたんやけど!?なんやねんこれ!気色悪い事書くなあ…」

『おねーさん?』

遥「なんや、たまたまこっちに来てたんやて。で、たまたま2人で会ってたんや」

『…』

遥「信用できん?」

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瑠奈 - 早く続きが気になります (2021年11月29日 21時) (レス) @page21 id: 01ff7e7c8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みむ | 作成日時:2020年5月13日 20時

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