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ふわりとプリーツスカートが揺れ、艶やかな髪を翻し飛びついてくる。
慌てて来たのであろう肩で息をし、不安げな瞳が見上げる。俺の右手を両手で包み込む様に握った。
「勝己、く…怪我、したって、きい、て」
ごめん、びっくりして全力疾走しちゃった。とたどたどしく告げるAは俯き呼吸を整える。
何故が重なる思考を整理する暇もないまま、再び心配そうに見上げる彼女と目が合った。
「大丈夫？おっきな怪我？治してもらえた？」
ハの字に眉が下がり、小さな手がぎゅっと祈る様に握りしめている。
アホ面辺りから連絡がきたのだろうか、ただ俺が怪我をしたという理由だけでここまで血相を変え駆けてきたのかと思うと、何とも言えない感情に胸がきつく締まった。
どうしようもなく愛しく思ってしまって、思わず包み込もうと伸ばしかけた手をぐっとこらえる。
「………大した事ねぇ。そんな顔、すんな。」
「よか、った…」
右手を包んでいた手を撫でると、はぁ、と深く息をついた彼女は目を伏せる。長い睫毛が濡れていて、思わず口角が緩んだ。
それでも、彼女が作ったアイテムを壊してしまった事に変わりはない。面目なく詰まる声を零した俺に、再び困惑する彼女は勢いよく顔を上げる。
「あ、……でも」
「でっ、でも！？何？やっぱ怪我しんどい？」
立たせたまんまでごめん！！と両肩を押さえつけられ、大人しくベッドに逆もどり。浅く腰掛けると隣に座ってくる。
「いや、ちげぇ。…悪い。作ってくれたモン、壊しちまった」
不安そうに見上げた瞳は、ぱちぱち、と何度か丸くし潤わせている。想定外だ、と言いたげな腑抜けた声に、心臓が締まって目を逸らした。
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Umi(プロフ) - なゆさん» わ〜！！楽しんで頂けてよかったです！こちらこそご覧下さりコメントまで頂戴しありがとうございます…！！ (2021年12月2日 21時) (
レス) id: 266bb1a809 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - 終始ときめきっぱなしでした...！！好きです！ありがとうございました！ (2021年11月30日 4時) (レス) @page33 id: 8a48c9aede (このIDを非表示/違反報告)
Umi(プロフ) - 羽凪_9さん» 長いお話をご覧頂き、また私の妄想にもありがとうございます…！！同士様…！！🥺大変嬉しいです！よろしければぜひ、よろしくお願い致します🥰 (2021年11月27日 20時) (レス) id: 266bb1a809 (このIDを非表示/違反報告)
羽凪_9(プロフ) - 最後まで読ませていただきました！主様、分かります…バクゴーはどちらかと言うとかっこいーって感じだけど見れば見るほど…カワイクネ?思ってくるんですよね…ホントもうスンゴイ、分かります！… 、お気に入り作者様に追加させて頂いてもよろしいでしょうか?! (2021年11月27日 17時) (レス) @page37 id: cebfff4930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み
| 作成日時：2021年11月25日 15時
