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四言目 ページ6
ｰｰＮＯ sideｰｰ
捕えられていた少女が
首飾りをとった瞬間、
信じられないような量の霊力が
少女の体を流れた。
そう、十二神将の2人は気付かなかった。
なぜ霊力が高いと噂の少女を
目で見て、君が鈴燈かと聞いたのか。
霊力が高いのなら視ればいい。
通常、見鬼の才のない呪術のわからない
一般人でも、霊力というものは
体を流れている。
霊力が体の構成する体液のような一部だからだ。
霊力が無くなれば、貧血のようになり
立てなくなったり、死に至る事だってある
だが、この少女からは
全く霊力が感じられなかった。
ほんの僅かも。
その事にその場にいる誰もが気付かなかった。
少女が"来ないで"と言った瞬間、
対人戦に名高い【黒子】は
いとも簡単に、
動けなくなった。
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作者名：クロノス | 作成日時：2017年2月16日 19時
