三言目 ページ5
「呪捜官!!陰陽庁の犬か!!
だけど、一人で何が出来る??」
明らかに焦ってる司会っぽい人……？
大友「心外やなぁ。僕、これでも有名人なんやで？不本意やけど。【黒子】って
聞いたことないですか？」
【黒子】って聞いた瞬間
周りが騒がしくなった。
……誰？
「う…嘘だ！黒子といえば職務上名を伏せて活動している十二神将じゃないか！
お前はさっき大友陣だと名乗ったじゃないか!!」
大友「あぁ……そこら辺は気にしぃといて大丈夫ですわ。上は、捕まえたお宅さんら、牢ぶち込んで出す気ないようですし、
僕も僕で仕事上お宅さんら1人も
ここから逃がす気無いですし……。」
「いくら十二神将って言ったって
こっちは大人数なんだ!!!
全員、呪符出せ!!ぶっつぶすぞ！！」
大友「皆さん生き急ぎなはりますなぁ。
それに僕、1度でも"1人で来た"なんて
言いましたっけ???」
「…………まさか。」
大友「【黒子】が誰の懐刀って言われてるか、お宅らようお知りでしょう？
不本意やけど。」
???「ｶｯｶｯｶｯ｡テメェと仕事するんだ。
ちゃっちゃと終わらせようぜ？」
「【神扇】天海 大善……。」
天海「大友、こいつらは俺に任せて
テメェは鈴燈を保護しろ。」
……私??
ｶﾂｯ
ｶﾂｯ
ｶﾂｯ
足音……近付いてくる。
次の瞬間、
長い間見ることが出来なかった
光が目に飛び込んできた。
大友陣という人が
手枷と足枷を壊し、
目と口にあった布を取ったから。
大友「君が鈴燈かい???」
久しぶりに見た人の顔。
単純に思ったのは、
恐怖。
次の瞬間、私は
呪力封じの首飾りを外し叫んだ。
『来ないでっ！！！！！！！！』
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作者名：クロノス | 作成日時：2017年2月16日 19時
