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「ネズさん、マリィ。ありがとうございます。ここでもう十分ですよ」
マリィ「大丈夫?私、最後まで持ってくと?」
「ううん!このくらい大丈夫ですよ!それに鍛えなきゃですし!」
ネズ「では、気をつけて帰ってくださいね」
「はい!」
マリィ「またねー!!」
私はマリィとネズさんの姿が見えなくなるまで手を振った。
さて、お昼作ってお洗濯とお掃除して……
今日もやることたくさんだ……
早く万能薬作りしたいな……
「ただいまー」
キバナ「お帰り。遅かったな」
「マリィとネズさんと会って買い物してたんです!」
キバナ「へぇ」
「このネックレス、ネズさんに貰ったんですよ!」
私が言うとキバナさんの表情が変わる。
キバナ「はぁ?なんて言った??」
「え、だからネズさんから貰ったって……」
キバナ「なんであいつなんかに貰ってんだよ」
キバナさんがツカツカと近づいてくる。
キバナ「テメェは俺のだろ!!」
「いっ……!!」
パチンとほっぺを叩かれる。
その勢いで床に倒れ込む。
痛い。
痛い。
キバナ「なぁ、分からねぇか?A。お前は従兄妹同士だが、俺様にとっちゃあ、そんなもんじゃねぇ」
キバナ「お前は俺様『だけ』のものだ」
キバナさんがそう言う。
なんで?おかしいよ。
私、私は。
「私は誰のものでもありませんっ!は、離してください!!」
私は思い切り暴れる。
火事場の馬鹿力というのか。
キバナさんのことを押し返して外に出ようとする。
キバナ「逃げんなよ」
「痛!痛い!!」
手首を掴まれズルズルと引っ張られる。
そしてソファの上に投げられる。
キバナ「痛い思いしないとわかんないか」
「ひっ……あ、カハッ………」
首を絞められる。
やだ、苦しいよ。苦しい……
トントン。
キバナ「チッ……邪魔が入ったか」
「ハァッ!ゲホッ、ゲホッ………」
マリィ「Aー!いるー?」
マリィだ。
助けてを求めれば……
あれ、でも。待って。
そしたらマリィはどうなる?
キバナさんに傷つけられる?
そう思うとゾッとして動けなくなった。
キバナ「そこにいろ。あと、黙ってろよ?」
怖くて頷くことしかできなかった。
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セツナ(プロフ) - ただただ尊い。この作品好きすぎる。 (2021年5月22日 23時) (レス) id: 2ea77c9340 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - ヤンデレ、尊すぎ… (2020年3月20日 16時) (レス) id: 49cd02b72e (このIDを非表示/違反報告)
ポリゴンショック - お話楽しく拝見させてもらってます!小説を書くのは大変かと思いますが、頑張ってください!応援してます! (2020年3月11日 8時) (レス) id: f261f8d6a8 (このIDを非表示/違反報告)
Ayano(プロフ) - ヤンデレキバナ美味し過ぎてやばい (2020年3月9日 23時) (レス) id: 82e47cd11f (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 連続でしてしまいすみません。あかがみさんは1度作者本人に催促しないでといわれてますよね?続きが気になるのはいいですけどだからと言って催促するのは違います。1度言われたのに何故また言うのですか? (2020年3月9日 1時) (レス) id: 2800e4ee03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒豆の杏@眠い | 作成日時:2020年1月23日 18時