story.10 ページ17
「っ!!」
家に帰るや否やキバナさんの部屋に引き摺られる形で入り、
ベッドに投げ出される。
背中を強く打つ。
逃げる暇もなくキバナさんが私の四肢を押さえつける。
キバナ「なんで逃げた?」
抑揚のなく、低い声でそう聞かれて身体が震える。
「そ、れは……」
キバナさんの両目の青い瞳は暗く濁っている。
キバナ「俺様からなんで逃げるんだよ」
「怖い、から………」
キバナ「俺様がか?」
正直にコクリと頷く。
キバナ「何言ってんだよ」
「え、あ、カヒュっ………」
この前と同じように首を絞められる。
「や、くる、しぃ………」
キバナ「これは俺様の愛情なんだよ。なんで拒むんだよ」
片手なのになんでこんなに力強いの?
キバナ「それに早速約束破ったな」
ビート君の顔が頭によぎる。
まさか。
「やめ、て。ビートく、んは…悪く、ない、か、らっ………」
途切れ途切れでそう言う。
キバナ「フーン」
「っあ!ガホッ…ゲホゲホ……」
やっと空気を吸える。
キバナ「一回、教えなきゃな。『男』がどんなものかって」
ガシャン
「え………?」
ベッドと手を手錠で繋がれる。
「な、にする、の?」
キバナ「お仕置きだな」
キバナさんは歪んだ顔で笑い、私の服に手を掛ける。
「いや、だ……助けて……たすけて…」
キバナ「逃げられねぇよ」
私の上に覆い被さった。
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セツナ(プロフ) - ただただ尊い。この作品好きすぎる。 (2021年5月22日 23時) (レス) id: 2ea77c9340 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - ヤンデレ、尊すぎ… (2020年3月20日 16時) (レス) id: 49cd02b72e (このIDを非表示/違反報告)
ポリゴンショック - お話楽しく拝見させてもらってます!小説を書くのは大変かと思いますが、頑張ってください!応援してます! (2020年3月11日 8時) (レス) id: f261f8d6a8 (このIDを非表示/違反報告)
Ayano(プロフ) - ヤンデレキバナ美味し過ぎてやばい (2020年3月9日 23時) (レス) id: 82e47cd11f (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 連続でしてしまいすみません。あかがみさんは1度作者本人に催促しないでといわれてますよね?続きが気になるのはいいですけどだからと言って催促するのは違います。1度言われたのに何故また言うのですか? (2020年3月9日 1時) (レス) id: 2800e4ee03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒豆の杏@眠い | 作成日時:2020年1月23日 18時